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わかりやすい料金体系でインテリアデザインの普及を目指す「Homepolish」

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みなさんは自分の部屋をプロのインテリアデザイナーに頼んでコーディネートしてもらったことがあるだろうか?

「まだやったことはない」「やりたいと思うこともあるけど、どうしたらいいのか......」と考える人が多いかも知れない。インテリアデザインとは、商業的にはなじみがあっても、個人ベースになるとまだまだハードルが高いのが現状だ。

しかし、なぜインテリアデザインは何故個人から利用されづらいサービスになってしまっているのだろう? 今回は、この業界に横たわる問題に踏み込み、より使いやすいサービスになることを目指したECサイト2点を、2回にわたってご紹介していきたいと思う。

第1弾として登場するのは「Homepolish」。この業界が抱える、全体でどの程度料金がかかっているのか分からない、という料金体系の不透明さに着目し、この透明化をはかったECサイトだ。

同サイトでは、1時間50ドルから注文できる、パーソナルインテリアデザイナーの訪問サービスを行っている。顧客は1時間のコンサルティングを通して、どのようなデザインを行うかを決めることができるのが特長だ。

現在サイトが抱えているデザイナーは120人以上。ボストン、ブルックリン、シカゴなど、11の都市で利用することができる。

インテリアデザイン市場に横たわる不透明な料金システム

Homepolishの共同創設者は、Noa Santos(写真左、以下サントス)氏とWill Nathan(写真右、以下ネイサン)氏の2人。ハワイ出身のサントス氏は、スタンフォード大学建築学科を卒業後、デザイン会社で働いていた。

デザイン会社で働いていた頃、顧客のほとんどが大金持ちだったという。一部屋につき25万ドル、ひとつの家を装飾するのに500万ドルもかける顧客たちがたくさんいた。

しかし、サントス氏の目には、こうした顧客とデザイナー間の信頼関係はうまく築かれていないように思えた。そこには、デザイン業界において料金や手数料といったシステムが顧客にとって不透明であるという問題があった。

全体の料金が顧客には分からないことを良いことに、本当はディスカウントした値段で家具を買ったのにもかかわらず、顧客にそのレシートを見せず、定価で請求するデザイナーも何人かいた。顧客の方もそうした不正が横行していることを知っていたため、良い関係を築けないでいたのだ。

サントス氏自身、数名の友人たちから部屋のインテリアコーディネートを頼まれたが、「総額の30%の報酬でどうか」と友人に打診したところ、全体の正確な金額が分からないことを疑問視されたという。

以前より料金システムの不透明性に疑問を持っていたサントス氏は、友人の指摘を機に、公平な時間料金制で提供できるサービスはできないかと考えはじめる。やがて勤めていたデザイン会社を辞め、そうしたサービスを実現できるデザイン会社「50 for 50 design」をはじめた。

その後、財務とインターネットに精通しているネイサン氏と出逢い、「インテリアデザイン業界はよりシンプルな形態であるべき」という思いで意気投合、50 for 50 designをさらに進化させる形で2013年の1月にHomepolishの公式サイトを立ち上げた。

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