記事

なぜアルジャジーラはゲームをつくったのか?

f:id:kana-boon:20140926012429p:plain

バズフィードの最近の動向ーー新社長就任、資金調達、ゲーム参入など」という記事でバズフィードがゲームに参入することにも触れました。中東からはじまり、現在ではアメリカでも展開しているアルジャジーラが今回、ゲームをつくったようです。

ゲームのテーマは「シエラレオネにおける違法な漁業(貿易)」、タイトルは「Pirate Fishing」。アルジャジーラにとっては初となるゲーム制作。ゲーム内ではジャーナリストになり、違法な貿易を調査します。

全4つのステージに分かれており、調査を進めてさまざまな情報を得るとともに、ポイントやバッジを貯めながら、ゴールに向かいます(スクロールで調査報道を追体験できるというかたち)。エンドロールには、この問題に取り組むWWFやNGO グリーンピースなどへのリンクも紹介されています。

ゲームをつくった目的は、環境犯罪や調査報道を若年層にもアピールするためです。アルジャジーラのジャーナリスト、ジュリアナ・ルーフス氏は「統計やメディアの現状を伝えるレポートを見ると、特に若い世代はただの受動的な読者になるのではなく、メディアに参加したい欲がかなりある」と説明します。

メディアのテクノロジー活用として、ゲームという選択は興味深いです。メディアの表現に限界がかはわかりませんが、若者がニュースや報道に参加するきっかけとしてゲームが入り口になるのだとしたら、それはそれでありだなあと思います。

コメントのようなコミットの仕方もありますが、果たして記事の終わりに欄が設置されているのがよいのか。記事末に設置されたコメント欄から有意義/建設的な議論は生まれることはほとんどないと考えていますが、そこは設計上の問題になりそうです。MediumやQuartzのように、パラグラフ単位とかでコメントできるような仕組みも必要になるでしょう。

メディアの設計はこれまでのスタンダードにとらわれることなく、自由に発想していきたいですね。以前読んだ「本当に文字って必要ですか?」という記事なんかはとても参考になります。 

今回のトピックで言えば、海外ではメディアがゲームをつくる事例はいくつかあります。個人的にすきなものは、ニューヨーク・タイムズがゲームに関する記事で取り入れた、サイトを壊すインベーダーゲームです。このようにさまざまな記事の届け方、見せ方に挑戦している事例は取り上げていきたいと思います。

 

【参照】

http://www.journalism.co.uk/news/why-al-jazeera-has-launched-its-first-news-game/s2/a562575/

あわせて読みたい

「ゲーム業界」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    "ためしてガッテン"アウトな理由

    三田次郎

  2. 2

    TBSヤラセ?ホームレスに演技強要

    水島宏明

  3. 3

    池上彰氏が語る"NHK辞めた理由"

    文春オンライン

  4. 4

    日本企業に共通?東芝問題の本質

    宋文洲

  5. 5

    "避妊ジェル"に製薬会社らは反発

    フォーブス ジャパン

  6. 6

    忘れてはいけない"二・二八事件"

    門田隆将

  7. 7

    東京マラソン2017"コスプレ30選"

    田野幸伸

  8. 8

    銀行が東芝を支え続ける理由

    シェアーズカフェ・オンライン

  9. 9

    正男氏殺害で注目される"美少女"

    高英起

  10. 10

    サイコパス流「集中力の高め方」

    PRESIDENT Online

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDまたはYahoo!IDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。