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アイスバケツチャレンジのご指名を頂いたので、いろいろ悩んだ結果、広島土砂災害の義援金として寄付をさせて頂くことにしました。

お盆休みあたりから日本でも目にすることが多くなった「アイスバケツチャレンジ」ですが、私も東急ハンズの長谷川さんからご指名を頂いてしまいました。

正直、自分が指名されたときには気づかなかったふりしてスルーしようかなとか、いろいろ余計なことを考えていたんですが、長谷川さんからは直接Facebookメッセージで事前確認を取られてしまい、私はどうせ氷水をかぶらないから他の人を指名した方が面白いですよ、とやんわりと逃げようとしたのですが、逃がしてくれず、で追い詰められております(笑)。

で、実際に指名されてからいろいろ考えたのですが、やはり私は氷水はかぶらないことにしました。

アイスバケツチャレンジについては、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」という難病の認知向上という活動とつながっており、総論としては間違いなく意義のある活動だとおもいます。明らかに今回の話題がALSの認知度向上に大きく貢献しているのは事実ですし、何より昨年実績の10倍以上にあたる20億円を超える寄付金を集めたという実績を考えると、本当に凄いなというのが正直な感想です。

一方で、チェーンメール的であることや、指名制というのが踏み絵的な強制力を帯びているところなどに批判も出ていますし、様々な議論があるのは認識しています。
また、Facebookにも投稿しましたが、先日のワールドビジネスサテライトで、日本企業経営者の水かぶりが、メディアを大量に呼んで記者発表会よろしく開催されているのをみて、すっかり引いてしまったのも事実です。
海外だとレディガガとかネイマールとかブッシュ元大統領ですら、動画は個人のYouTubeとかインスタグラムとかでカジュアルにやってる印象だったので、こういうボトムアップの運動も、日本に来るとすぐにテレビ向けのPRネタになってしまうんだな、という点については非常に複雑な気持ちで拝見してます。


ただ、別に私が氷水をかぶらないのは、そういう深い理由があるからと言うよりは、単純に面倒だから、というか、こういう二択のやるかやらないかの体育会系的なノリの選択を迫られると、学生時代のなんか嫌な記憶つつかれてるような反応を本能的にしてしまい、ついつい選択自体を回避してしまいたくなる、と言う何ともお恥ずかしい理由です。

もちろん、氷水をかぶらないとノリが悪い、と言われてしまうだろうことは百も承知ですし、今後ずっと「あの時氷水かぶらなかったやつ」カテゴリーに分類され続けることになるわけで、一回水かぶればそっちの仲間には入れるのであれば、かぶっといた方が楽な気も凄いする訳なんですが。
なんか駄目なんですよね。昔からこういうの。うまく言葉で表現できないんですけど。


で、アイスバケツチャレンジの経緯とかよく読むと、そもそもALSと連動するようになったのは後付けなんですよね。

もともとは、アイスウォーターチャレンジというどちらかというネタとしての儀式みたいなものから始まったようで、寄付先は特に決まっていなかった企画だったようです。
ITProに高橋さんの関連記事があがってますが、どちらかというとネガティブな行為として紹介されてます。

「ソーシャル新人類」の不夜城~10代は何を考えているのか - ソーシャルの人間関係を悪用するチェーンメール、いじめとの連鎖も

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それが変わったのは、7月15日にクリス・ケネディさんという、知り合いにALS患者がいる方が寄付先にALSを選んだあたりから。
その後、潮目が変わり、アイスバケツチャレンジ自体がALSの認知度向上の活動に変わっていったという経緯があるようです。

氷水、最初に始めたのは?──「ただ彼を笑顔にしたかっただけなんだ」#ALSIceBucketChallenge

最初は、氷水をかぶるとALS患者の気持ちが分かるから氷水かぶりなんだ、という説を私も信じてしまっていたのですが、実は直接は関係なかった、ということを知って、少し気持ちが楽になり、今回のアイスバケツチャレンジの寄付は、広島土砂災害の義援金として寄付させて頂くことにしました。


アイスバケツチャレンジの手法自体は、当然人によってさまざまな議論があると思いますし、ボトムアップで運動がはじまって数百万を超える動画が投稿されるような国を挙げてのお祭りとなっているアメリカと、アメリカのセレブ経由で著名人から先に広まってしまった日本とでは、アイスバケツチャレンジの印象が全く異なるのも事実だと思います。

ただ、あまり日本人が普段考えることの無い「寄付」という行為について考えるきっかけをくれた、という意味では、日本におけるアイスバケツチャレンジプチブームも、意義はあると思うんですよね。

で、今自分が寄付するなら、と考えたら。
自分が広島の隣の山口県出身と言うこともありますし、妻が広島県出身と言うこともありますし、やはり今寄付するなら広島土砂災害だよね、と家族で合意し、寄付先を選択させて頂きました。


アイスバケツチャレンジから私たちが学ぶべきなのは、最初は数人の思いつきからはじまった企画でも、世界中の有名人も巻き込んで、大きなムーブメントになりうるという点では無いかなと思います。

DSC03446.JPG

氷水をかぶるのはやめたんですが、ドラゴンフライエフェクトという書籍で帯に書かせて頂いたことを、今更ながらに思い出し、自分でもささやかな動画を作ってみました。
記事冒頭にも同じものを挿入してありますが、ご笑覧頂ければ幸いです。

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