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アウトドアグッズのairbnbを目指す「Outdoor Exchange」

今、夏休みにどこに行こうかと計画中の方はいるだろうか? アウトドア好きの人であれば、キャンプ、海水浴、サーフィン、釣り、カヌーなど、さまざまな選択肢があって迷うかも知れない。

ところがアウトドアの中には、グッズを揃えるのに費用がかかるものが結構ある。毎年行くような人であればグッズを揃えておくことも不可能ではないが、メンテナンスや置き場所も必要だし、1度アウトドアを体験したいだけの人がグッズを取り揃えるのは面倒だ。今回はそうした問題を解決するサイト、「Outdoor Exchange」をご紹介しよう。

同サイトは、いろいろなアウトドアを楽しめるグッズを手ごろな値段でレンタルできるアウトドア用品のレンタルサービス。いつでも自分の欲しいグッズをレンタルできるので、高額だったり、保管しておく場所がないために扱えなかったアウトドア用品を手軽に使うことができる。

2014年1月に創業し本格的に始まったのは6月とのこと。早くもメンバーになってくれた顧客に感謝してクラウドファンディングIndieGoGoで半額になるキャンペーンを行っていた。IndieGoGoでは2万5000ドル(約250万円)の募集をつのり、2か月で達成した。

アウトドアを気軽に楽しめて家族の思い出の1ページとなれるお手伝いを

創業者はDariusz Jamiolkowski(以下ジャミオロスキー)氏。税務、会計監査を行うEYや就職支援会社The Laddersなどで働いた経験を持つ。2児の父で、アウトドア好きな彼は自分の子供たちや、その他多くの人々にアウトドアの楽しみを届ける会社を作りたいと考えていた。

起業のアイディアが浮かんだのは、妻と一緒に使う2人乗りのカヤック(カヌーの一種)を購入したときのこと。自分たちだけで楽しむのでなく、友達みんなも誘いたいと思ったが、カヤックを持っている者がいない。といって今から買うにもレンタルするにも高くつくということで、誰も一緒に行ってくれなかった。

"たとえばFolbotはとても優れた製品を販売している。でも、折りたためるカヤックに対して1200ドル(約12万円)ものお金を出す人はそう多くない"
- ジャミオロスキー氏

同氏はなんとかして、値段や保管、メンテナンスを気にすることなくアウトドアを楽しめるようなしくみはできないかと考える。そこで思いついたのが、業者と直接グッズを取引し、1週間単位でそれらを貸し出すことだった。

同氏はこのアイディアを元にOutdoor Exchangeを立ち上げると、Black DiamondHobieFolbotなどアウトドア業界でも評判の高い企業と提携した。高級で使い勝手の良いアウトドアグッズの数々を、手頃なコストで使えるしくみの誕生だった。

"何か楽しそうなことをやってみようとするとコストがかかると思っていた。でも、それは間違いなんだ。僕が家族と楽しめたように、みんながアウトドアを気軽に楽しめて家族の思い出の1ページとなれるお手伝いができたらと思っているよ"
- ジャミオロスキー氏

一年間何度でもレンタルできるお得なサービス

同サイトで扱っているグッズは300種類以上。キャンプ、ハイキング、釣り、ビーチ、自転車、スノースポーツなど、10のカテゴリー分かれている。年会費を払えば、どのアイテムも何度でも借りることができる。

新進気鋭のサイトなのでまだレビューは多くないが、品揃えは豊富だ。たとえば、アウトドアグッズが車に載らないユーザーのために、折りたたみのできるカヤックなども用意している。また防水デジタルカメラや折りたたみテーブル、簡易のサッカーキットや野球セット、ビニールプールといったものまで見ることができる。

年会費のプランは3つあり、200ドル(約2万円)のプランでは1週間あたり1点のアイテムを借りることができる。350ドル(約3万5000円)のプランでは2点、500ドル(約5万円)で4点同時にレンタル可能になる。追加してレンタルしたい商品がある場合、小売価格の20%払えばレンタルすることもできる。

予約は48時間前まで受付可能。レンタル時には取扱説明書なども同封されており、グッズのメンテナンスや清掃は業者におまかせできる。

TechCrunchでは、同サイトのレンタル料金のお得度について、一般的なレンタルサービスでアウトドアグッズを借りた場合の平均的な価格と比較している。

1. カヤックとパドルのセットを4時間レンタル:90ドル(約9000円)
2. ビーチチェアとパラソルのセットを1日レンタル:30ドル(約3000円)
3. スノーボードを1週間レンタル:300ドル(約3万円)
4. マウンテンバイクをレンタル:80ドル(約8000円)

カヤック、ビーチ、スノーボード、マウンテンバイク。この4つのレジャーを楽しむのに必要なグッズをレンタルで揃えると、ざっと500ドル(約5万円)かかる。一方Outdoor Exchangeを利用すれば、それぞれのグッズがセットを1点ずつレンタルすることで200ドル(約2万円)で済む計算だ。

一般的なレンタルサービスの場合は1泊2日や2泊3日で返却しなければならないものが多いが、同サイトは1週間のレンタル期間があるのでゆとりをもって返却できることも利点となっている。また、指定した場所までグッズを運んでもらうことができるのも嬉しい。小さいものなら郵送でOKだ。

"僕たちのゴールはアウトドアグッズのレンタルサービスで世界一になることなんだ。バケーションで家を借りるのにAirbnbを使い、服を借りるのにRent The Runwayにアクセスするように、アウトドア用品といえばOutdoor Exchangeだよと言われるようになりたいんだ"
- ジャミオロスキー氏

よりリーズナブルな形で休暇の選択肢を増やせるサービス

Outdoor Exchangeは、全てのグッズのレンタル期間が1週間と定められているため、特定のスポーツを愛好するコアな層には不向きだ。現にスキーやスノーボードの愛好家たちがレンタルを選ぶ場合は、商品をワンシーズンまるごとレンタルできるサイトを選ぶという。

一方、一年に数回程度のアウトドア体験をしたい、という人たちにとっては打ってつけのサービスだ。特に小さな子供のいる家庭では、一年分の費用をあらかじめ払っておけば、キャンプ、カヌー、ビーチ、ミニサッカーというように、週末や休暇ごとにその時々の気分に応じたレジャーを楽しむことができ、メンテナンスや保管に苦労することもない。

さまざまな種類のアウトドア用品を一手に扱うことで、休暇ごとに各種レジャーを選択できるようにしたところに、同サイトの魅力があると言えるだろう。

現在同サイトはコミュニティ作りに力を入れ、トライアルキャンペーンなど随時お得なキャンペーンをSNSで展開している。facebookではイベントにてブースを出した記事も見られた。この夏には1000人以上の顧客を集めるのが目標とのこと。

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