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美味しいコーヒーとは?

朝、スマトラ産のコーヒーを飲みながらニュースを読んでいたら、「ブルーマウンテン4割値上げ」という見出しが目に入りました。

同種が栽培されるジャマイカ農園がハリケーンや害虫の被害にあい、生産量が落ちたことが原因とのことです。

嗜好品ですから、人によって好き嫌いはあると思いますが、私はブルーマウンテンのコーヒーをそれほど美味しいと思ったことがありません。国際的な評価もそれほど高くはありません。

では、なぜ日本では同種の評価が高いのか?

色々な理由があると思いますが、単純に言うと、私は「日本人が騙されている」典型的なケースだと思っています。

そもそも日本での輸入が始まった時、「ブルーマウンテンは英国王室御用達」という触れ込みが行われました(実際は御用達ではありませんでした)。それによって、日本人の脳には「ブルマンは高級」という刷り込みがされてしまったのです。また、日本政府が一部の大手企業と組んで、ジャマイカ支援と称したコーヒー農園・円借款を行い、その関係を益々厚くしていきました。

結果、ブルマンはもともと生産量が少ないのですが、そのほとんどを日本が独占的に輸入することになります(勿論、高い値段を継続して払う約束をしているから抑えられるのです)。そして、一部の業者が価格決定権を握り、国内での値段を高止まりさせることによって、「高級な豆」というイメージを持続させているのです。

日本人が「高いものに弱い」という性格を巧みに突いた戦略です。
私はそれが悪いと言っているわけではありません。そのような方法は、各産業の会社が使っているマーケティング手法の一つです。

しかし、日本人がコーヒーを飲み始めてから100年以上。スペシャルティコーヒーが広がり、コーヒーが老若男女を問わずライフスタイルの一部になってから約20年。
そろそろ、消費者が、自身の嗅覚と味覚で判断をする時代になってきているのではないかと思います。この記事を読んだ時、私はそのような期待を込めて、今後の推移を見守りたいと思いました。

「周りの人の意見に流されるのではなく、自分の意思で判断する。」
これがライフスタイルにも、政治への参加にも、最も重要な事だと思います。

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