政府は12日、福島第1原発事故に関する国際評価尺度(INES)をレベル5から「深刻な事故」とされる「レベル7」に引き上げた。25年前の史上最悪のチェルノブイリ原発事故と並んだことになり、「フクシマ」は人類史上に残る最悪の原発事故の一つとして世界史に残ることになった。
原子力安全委員会の代谷誠治委員は12日、3月23日の時点で「レベル7」に相当する危険性があると認識していたという。
問題は、政府は、何故今、レベル7への引き上げを発表したのかである。3つの可能性がある。
第一に考えられる理由は「誤認」である。レベル7である事故をレベル5と誤認していたということである。そのことが菅首相の初動ミスにつながったことはないか。特に、米政府の3月12日時点での支援協力要請拒否という致命的なミスを犯したことになったのではないか。
第二に考えられる理由は「隠蔽」である。レベル7である事故と知りながら隠蔽していたということである。その場合、米政府の3月12日時点での支援協力要請拒否は、レベル7を国際社会に隠蔽するためだったということになる。
第三に考えられる理由は「初動ミス」である。菅首相の初動ミスがレベル5の事故をレベル7に深刻化させたということである。
「誤認」であれ、「隠蔽」であれ、「初動ミス」であれ、国際評価尺度(INES)についての国際社会の信頼を失い、国際社会の不安をかきたてていることについての菅首相の責任は重大である。
菅政権は、福島第1原発事故も評価を「レベル5」から史上最悪の「レベル7」まで引き上げたにもかかわらず、対応は変えないという。国民も、国際社会も理解不能である。
菅首相に引責辞任してもらうことが、国際社会に対する国会議員の責務である。民主党議員の皆さんの賢明な判断と行動に期待する。
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