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「鈴木都議は勇気を持って名乗りでてくれた」「安倍首相のご意見も聞いてみたい」塩村都議が会見

セクハラヤジ問題で注目を集める、みんなの党所属の都議会議員、塩村あやか氏が外国特派員協会で会見を行った。会場には、海外メディアも数多く詰め掛けており、開始前には多くのカメラからフラッシュが放たれた。

冒頭、塩村都議は今回の経緯を説明。他にも発言した都議がいるのであれば、早く名乗りでてほしいということ、また今回の問題を機に都議会に変化が起こることを望む、と述べた。


海外メディアとの質疑応答

―これはヤジじゃなくて、家庭内暴力のような、"議場内暴力"じゃないですか。しかも多数の議員が平気な顔をして笑っていたということで、都議会だけではなく各県の議会などでもおこっていることだと思います。アベノミクスの中で"女性の社会進出"が叫ばれていても、一般男性たちは全然気にしていないんじゃないかと思え、怒りを感じます。今後、個人として、こうした発言をなくしていくために、何か活動などを考えていますか。

また、今回の件で急に有名になられたことですから、ここ数日、またここ数ヶ月、何かあればケチをつけられると思います。そこはお気をつけたほうがいいと思います。


塩村都議:議会運営委員会、議運と呼ばれているものの方で、これから動きがあるものだと会派の幹事長から聞いております。またみんなの党からも官邸に申し入れをしたいという旨の報告を受けました。まず私自身は、その都議会の問題に集中したいと考えております。

―最初そのニュースを聞いた際、ヤジを飛ばしたのは年配の人間だ思っていたが、新聞の写真を見ると若い男性でびっくりした。塩村さんはこうした経験を以前もしたことがあるのか

前職が放送作家ということがあり、「ない」ということはまったくないですが、会議など公式の場で受けたことはまったくありません。

―都議会の中での手続きを見ながら、人物を特定しようとしたら八方塞になったというお話だったが、今回の議会の対応についてどう考えていますか?安倍首相は非常に女性の人権を擁護、地位を高めようと考えていると思うが、今回の件についてコメントがないことをどう思うか?

やはり残念ながらあまり問題を大きくしたくないんだなぁというのは感じました。犯人が見つからず、手続きができないのであれば結果的になかったことになると考えていたのではないか。

二つ目の質問については、やはりコメントはいただきたいとは思っていますね。首相は成長戦略として、女性の社会進出を掲げていますので、思うところはあると思いますし、意見を聞いてみたいと私は思います。

―昔、浜田幸一さんというヤジで有名な議員がおり、その方がヤジの三原則をあげていました。それは「ナイスジョークであること」「女性はヤジらないこと」「日本で働く人にとって活力となること」でした。都民は今回のヤジにどのような反応でしたか?

あの不規則発言については、「よくない」という声がほとんどで、妊娠、出産、特に不妊に悩む女性からは「絶対に許してほしくない」「追及してほしい」という声がありました。女性だけではなく、奥さんの不妊に悩む男性からも「妻の気持ちを考えれば、絶対に許せるものではない」という声がありました。

今お話いただいたハマコーさんの3つの言葉にあてはまるものであれば、もう少し議場は明るい雰囲気になるんじゃないかなと思いました。

―フランスの男性といたしまして同情いたします。これは非常に暴力的、侮辱的事態です。この国で女性がどう扱われているかというのが端的に現れていると思います。女性の地位を守るための法律があっても足りていないのかもしれません。今回の事件を踏まえて、新たな法律をつくるために国政を目指すなど、今後どのような活動をしていくのでしょうか?

今後についてはまず東京都議会で、今後このようなことがないようにと思っております。 今後法律などを変えるために国政へというのは考えていません。私は広島という地方から出てきまして、東京に強いこだわりがあります。動物愛護に取り組んでいるのですが、愛護センターというのは都が取り組んでいるので、その2点からも都議会で頑張って行きたいです。

また、私が所属しているみんなの党は国政と地方が近いので、地方の声をしっかりと国政に生かしてくださると思うので、私はそこで頑張りたいと思います。

―今朝、安倍内閣の「輝く女性応援会議」の新しいブログ(「SHINE! ~すべての女性が、輝く日本へ~」)が立ち上げられており、そこに今回の事件にまったく触れていないメッセージが寄せられているが、それをどう思うか?

東京という地方議会を見ても、女性が働きやすい、女性の活力を生かしたいというような状況になっていません。

そのような状況では、中身が伴っていないと思いますので、女性議員の声も取り入れて、増やしていくことが大事ですし、普通の女性の声も大事ですし、議員の声も議会で聞いて、いろんな声を生かしていくために、総理には期待したいと思います。なので、今の状況ではダメだということです。

―このような事件が起きて、やった人間を特定することができないというのは日本人として恥ずかしいと思います。地方自治法133条に基づく対応を議会に求めたものの、それが受け入れられないということであれば、名誉毀損、侮辱罪ということで今後、法的な対応というのは考えているのか?

目的は二度とあのようなことがないように変えていくことだと思っています。 そのために再発の防止。そのために取れる手段は一つずつとっていこうと思います。 まずはお一人勇気を持って名乗り出てくれました。ただ、一人ではなかったので、今後も名乗り出てほしいですし、今ご指摘のあった名誉毀損、侮辱罪というような手段は排除はしませんが、本当に最終手段だと思っています。

―鈴木議員から謝罪を受けている際には、どういうお気持ちでしたか。彼は誠意を持って謝罪していると思いましたか?また彼を許す気持ちになりましたか。

難しい質問ですね。

長い時間が掛かってしまったということで、誠意ということを考えると複雑な気持ちもあります。ただ、時間が掛かれば掛かるほど、名乗り出るのには勇気が必要ですし、本当に勇気を持って名乗り出てきてくれた。この部分に関しては気持ちは受け止めたいと思っております。

―安倍総理が各党への挨拶回りの際にみんなの党の浅尾議員に「迷惑をかけた」と一声掛けたそうだが、そのことは知っていたか?お詫びするなら本人のところにもと思うが。

それは今聞きました。お忙しい方ですので、そうした形でメッセージが伝わってくるだけでも、いいんじゃないかなと思います。まずは都議会の中で起きたことですし、そうした形でのメッセージが日本中に伝わるだけでもいいんじゃないかなと思います。

―地方議会などでは、マスコミ、とりわけ記者クラブは与党と近い関係にあります。そういう意味では、塩村先生がTweetしなければ、この問題はフェードアウトした可能性もあるが、その点についてはどう思うか?

今回、私はネットの力と新聞の力、両方感じました。まず最初に伝えてくれたのは、都庁に来ている記者の方でした。ほぼ同時期にTweetしたので、それを見た方が「新聞にもでているじゃないか」ということで、同僚議員や私のTweetを拡散してくれました。そういう意味ではどちらか、ということではなくて、両方の力が集まって、相乗効果を発揮して、この隠された問題を世界にまで広げてくれたんだと思います。

―先生がどのようなメッセージを古い考えを持っている男性に伝えたいと思いますか?古い考えというのは、女性が専業主婦で当たり前というような考えです。

10年前とは大きく状況が変わっていて、10年、20年前スタンダードだったことが今は違うんだと思います。いろんな方がいますし、専業主婦もいますし、働きながら子育てをする方もいますし、一人でい続ける人もいるでしょう。たくさんの生き方がありますので、そこは認めていただきたいと思います。

―ヤジを飛ばされた時、非常に切なそうな顔をしていたが、こういうことは以前にもあったのか。今回のことをきっかけに女性の政党を作って徹底的に戦うことを考えていますか?

不規則発言というのは多々ありまして、今回のような女性蔑視のようなものを受けた事はなかったんですけれども。ヤジが飛んでいるというのは事実なのですが、ここまで女性蔑視のヤジが飛び交ったようなことは、私はまだ議員になって1年ですが、初めてです。

―女性が働く場所として地方議会をどのように思うか?また、そこで大多数を占める男性をどのようなものだと思うか。政治家になる前に働いていた一般の会社と比べてどう思うか教えてください。

やはり女性議員は少ないですし、非常に働きにくいと言われても否定は出来ないと思っております。やはり男性の方のスタンダードで進んでしまっているんだなというのは、私が議員になって1年考えているところでございます。だからこそ、今回のような問題が起こったんだと思います。男性の考えで進めていいんだという考えが、そもそもの間違いなんだと思います。

二番目の質問として、先程も公式の場では今までこのようなことはなかったと申しあえましたが、それ以外の場ではひょっとしたらセクハラのようなことがあるのかもしれません。それでも最近は、会社のオフィスとか公式の場ではなかったので、大変に驚いてはいます。

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会見終了後、会見場では海外メディアの外国人記者たちを日本メディアが囲み、取材をする姿も見られた。
【セクハラやじ問題】塩村あやか都議記者会見 主催:日本外国特派員協会 - ニコニコ生放送
【全文】「初心に返って頑張らせていただきたい」鈴木章浩都議が会見
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