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エジプトから、沖縄まで… - 鈴木耕

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 いやあ、なんともめまぐるしい。日本も世界も猛スピードで動いているようだ。ま、それだけ情報が“グローバル化”しているということだろう。だから、あまりニュースは気にしないようにしているのだが、それにしても、目が回る…。

 「イギリス人は歩きながら考える」と書いたのは、笠信太郎『ものの見方について』(朝日文庫)だった。 私もその真似をして、散歩しながらいろんなことを考えようとする。でも、途中で面白いものや楽しいものがあると、ついそちらに気をとられてしまう。それを携帯で写真に撮る。そんな歩き方だから、とても笠さんが書いた英国人のように、きちんと考えをまとめることなどできない。

 散歩途中で記憶にぼんやりと残ったことを、家に帰ってからメモに残す。そんなふうにして、このコラムを書いている。だから、下手な携帯写真を見ながら、気楽に読んでほしい。

今回はまず、少し楽しい写真を。



◎チュニジアで始まった中東諸国の民主化運動。まるでドミノ倒しのように近隣諸国に波及していく。エジプト、ヨルダン、イエメン。さらにはリビアやシリアあたりにも、その予兆があるという。

◎特にエジプトの動きに神経を尖らすアメリカ。中東諸国ではアメリカが援助してきた数少ない“親米国家”だったからだ。しかし、結局はムバラク独裁政権。そのムバラク大統領をいまやアメリカは見捨てようとしている。自国にとって都合が悪くなれば、すぐさま切り捨てるのがアメリカのやり方、露骨だ。イラクのフセイン大統領がその典型例だった。もっとも、米国内でもグローリー国務次官補などは「ムバラク大統領が即時退陣すれば、エジプト国内の混乱はさらに大きくなり米国にとって利益にならない」と、ムバラク支持にまわるなど、混乱状況にある。

◎小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏も、アメリカの意向に反したばっかりに切り捨てられたのではないか。それが怖いから、菅直人首相は沖縄を捨石にしてまでアメリカに尽くす。そう考えれば分かりやすい。思いやり予算もTTPも、アメリカの意向に沿ったもの。

◎その小沢一郎氏がついに強制起訴された。民主党は大揺れ。岡田幹事長や枝野官房長官は「何らかの処分」をちらつかせる。つまりは、離党勧告か党員資格停止などの処分ということだろう。他党と一緒になって自党の功労者を批判する。なんだかおかしな政党。

◎小沢氏を告訴した市民団体、そして、それを受けて強制起訴相当という判断を下した検察審査会とはどういう組織か、どういう人たちによる構成なのか。果たして彼らの正体は?

◎そして、小沢一郎氏の元秘書3人の裁判が始まった。3人とも、無罪を主張し徹底的に争う姿勢。特に石川知裕衆院議員の場合、石川氏が隠れて録音した取調べの模様が証拠採用され、例の「厚労省村木課長の冤罪」を作り出したとされる前田検事が作成した石川氏の調書が証拠から取り下げられるなど、そうとうに怪しい成り行き。小沢氏本人の裁判の行方にも大きな影響を与えそう。

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