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森永卓郎「徴兵制を導入したほうがよい」 ←ちょっと何言ってんだか分からない

 タイトルを読んだときは「釣りだろう」と思っていたら、全文読んで何ともいえない気持ちになりました。

徴兵制を導入した方がよいかもしれない - 森永卓郎
http://blogos.com/article/86396/

 集団的自衛権の問題については、左翼業界が盛り上がっているだけでなく国民全体が公論の中で決定していくべき事項であることは同意であり、そういう問題についてなかなか当事者意識をもてない日本人が増えているのは分かります。そういう人に対して、戦争の恐ろしさを知らしめるべく徴兵制を取るのだというショック療法もまたありと逆説的に森永氏は主張しているのでありましょう。

[引用]  戦後、日本が一番評価されてきたことは、日本が一度も他国を侵略をしていないこと、自衛隊員が誰一人殺していないことだ。その評価を解釈改憲は、打ち壊そうとしている。

 ところが、これだけの重大な事態が進んでいるのにもかかわらず、国民には危機感がほとんどない。私が教えている学生たちも、大部分が関心さえ持っていないのだ。

 森永氏のところで学んでいる学生にも危機感がないといわれても、それは獨協大学にはそういうレベルの学生しか集まらないというだけの話ではないかとは思いますが、言わんとすることはまあ理解できなくもないです。

[引用]  日本の若者に戦争への危機感がないのは、「自分は関係がない」と思っているからだろう。だから、私はいっそのこと若者たちに徴兵制を適用したらどうかと思う。そうすれば、戦争の恐ろしさを、自分自身のこととして、考えるようになるだろう。もちろん若者だけではなく、国会議員にも任期を終えたら戦地に赴く義務を課し、国家公務員は人事異動で前線に配属できるようにすべきだ。そうすれば、安倍内閣がこれだけの暴走をすることに危機を感じるようになるだろう。

 で、徴兵制を採れば危機感を感じて云々というのは反語だろうとは思うわけですけれども、任期を終えた国会議員に戦地に赴く義務を課しましょうとかかなり発想が微妙なのが気になります。それをやったら、任期を終えた国会議員が戦地にいった後で党に復帰したとき、党トップは軍人だらけになるわけですね。それも、共産党も公明党も軍務経験者が党を指揮するという革命ソヴィエトも真っ青な超絶軍人国家が完成するわけですよ。

 確かに森永氏には危機意識が強いんだろうなあという好意的解釈は成り立つわけですけれども、あまりにもバランス感覚を欠いた例示で議論を煽られますと逆に知性を疑われる可能性もあるので、もう少し肌のケアをしっかりやって丁寧な議論をして欲しいと願うところであります。



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