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2010.12.07

■12月某日 もう12月なのに沖縄では今でもだいたい24度くらい、今日は少し気温が低いが部屋の中ではパンツ一枚でもまだ丈夫だ(苦笑)。東京からやってくる友人たちも「ここは日本じゃない」という。いささか大げさな言い方だが、亜熱帯気候や琉球文化を思えば、まあそういえなくもない。沖縄に在日米軍基地の74%を押しつけて、何の痛痒も感じない日米両政府も、沖縄は日本じゃないと思っているのではないか。米軍基地に囲まれた沖縄は連日のように爆音をとどろかせる軍用機が飛び交い、沖縄近海では日米共同軍事訓練が行われている。財政事情が悪化している米国は無用な軍事費を削減して、米国民民の生活向上のために資金を投下すればいいものを、世界一の軍事大国というステータスと呪縛から逃れることが出来ないのだろう。気の毒な国だ。しかし、軍事力で威圧しようと思えば、一寸の虫にも五分の魂という北朝鮮やイランのように核によって自国防衛の挙に出る国が出てくるのも必然だろう。戦時下の日本じゃないが、竹槍や風船爆弾で核を持つ米国と戦えるはずもない。人間をいかに効率的に殺傷するかという非人間的な軍事技術の進歩はすさまじいものがある。これ以上の軍拡や軍事技術の進歩を際限なく繰り返していけば、行きつく先は人類の滅亡でしかない。

 ヤンキーのツッパリのような北朝鮮が、韓国にもう一度砲撃を加えれば、韓国も米国もピョンヤン市内や軍事施設の空爆くらいはやりかねない勢いだ。捨てバチで北朝鮮がソウルや米国本土にミサイルをブチ込むかもしれない。その際、くれぐれも沖縄だけは止めて欲しい。やるならば正確に嘉手納基地の中枢にいる米軍将校を狙って、沖縄県民には一切被害が出ないようにしてほしい。北朝鮮の誤射率が高いのなら、せめて永田町や霞が関、皇居を狙ってほしいーーというのは冗談に決まっているが、これまで二回の世界大戦、局地的・限定的な戦争を繰り返してきた米国も、そろそろ肩の力を抜いたらどうか。オバマ大統領なら、イエス,ウイキャン!じゃなかったのか。米国海兵隊がグアムや米国本土に撤退しても、沖縄は一切困らない。極東一の嘉手納空軍基地はあるし、動く巨大な海上基地・第七艦隊も日本の周辺をうろうろしているのだから、問題ないはずだ。

 民間内部告発サイト「ウィキリークス」による秘密文書の暴露が問題になっている。かつて、霞が関や永田町の秘密を暴露してきたウワシンのスキャンダリズム路線からいえば、何の問題もない。国家が市民に本当の情報を教えることなく、国民を悪い方向に誘導した歴史は暇がない。国民にも当然知る権利がある。メディアも国民に知らせる社会的責務があるはずだ。特に、沖縄においては国家機密として数々の密約が交わされた歴史がある。いまだに、沖縄海兵隊基地にオスプレイが配備されるという情報は日本の防衛省も外務省も認めていない。米国では公然化しているのに、である。先の尖閣諸島における中国漁船の衝突事件の映像もユーチューブによって公開された。警視庁公安部のテロリスト情報も,まずネットで流され、第三書館(北川明社長)が出版に踏み切った。国家がまだしも健全であることの証明だ。こうした流出が嫌なら、国家側は秘密管理を徹底してやればいいだけのことだ。ジャーナリズムは国家権力をチェックすることが歴史的な役回りである。国家権力VSメディアは永遠のテーマだ。それを仙谷官房長官のように、国家権力を発動してまで情報流失を法的に締め付ける発想は、戦前の軍部並みの暴挙である。今や。ジャーナリズムの能力が衰退し、代わりにインターネットがメディアの本来の役回りを代行しているわけだが、国民に嘘をついたり、騙したりする国家は民主主義ではなく、まぎれもないファシズム国家である。わかったか、民主党菅政権よ!

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