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  • Willy

アメリカ人がお金を使いまくる理由

アメリカでは、見知らぬ人の人間性は主にどのくらいお金持ち(に見える)かで評価される。アメリカには人種差別の歴史があるため、差別よりお金で人を評価した方が公平だろう、という考え方が根底にあるのだろう。

だからアメリカ人は自分がお金持ちに見えるようにお金を使いまくる。お金さえあれば、キャデラックのSUVを買い、あるいは、もっとスマートに見せたければBMWを買う。それが難しければプリウスを買って「私は、お金より環境を大事にしているんです。」とアピールするのが正しい戦略だ。

また、家が大きいので物が少ないと寂しい感じになるという事もある。アンケート調査によればガラクタをたくさん買うのが趣味、というアメリカ人は全人口の63%もいるそうだ(*1)。そんなわけで、アメリカ人にお金を使わせるのは比較的簡単に見えるが、それでも企業は季節ごとにあの手、この手で物を買わせようとする。

3月、春の雪解けとともに、アメリカ人は家のリフォームを始める。売るときの価格に大きく響いてくるので皆、一生懸命だ。アメリカ人は貯蓄好きではないので、家を買ってすぐにはリフォームをするお金がない場合が多い。

結果、取りあえずすぐ住める状態にリフォームされた家は売りやすい。夏前の5月にもなれば、ガーデニングをしたりパティオの家具を買ったりして夏への準備に余念がない。夏になってしまえば、バケーションだ。海に行って日焼けすればちょっと裕福に見えるし、山岳部の国立公園や、北部の高原で避暑というのもいい。

家族で行くからお金がかかる。夏の後半は引越しシーズンだ。余裕があれば大きい家に引っ越せばワンランク上の生活を手に入れ、ガラクタも1.5倍置けるようになる。新学期前なので、学生の引越しも多いだろう。

8月、9月は、新車販売のピークだ。新しい生活のために新車を買う人も多い。10月終わりのハロウィンからクリスマスまではホリデーシーズンで、ショッピング街が一番賑わう時期だ。特に、11月のサンクスギビング後の金曜日はブラックフライデーと呼ばれ、年で一番の書き入れ時だ。翌週月曜はサイバーマンデーと呼ばれ、インターネット通販が一年でもっとも賑わう。

ブラックマンデー後の売れ残りの処分に使われるのだろう。クリスマス頃に冬休みの予定は?と聞くと、大抵は地味な返事が返ってくる。1年間でお金を使い果たし、このときばかりはアメリカ人も日本人より節約家になるようだ。

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