記事
  • ESQ

ジャーナリスト池上彰の凄さ(池上無双と言われる理由)

1/2
半年ぶりのブログ更新であったが、大変嬉しいことに、多くの人が土曜日に更新した「スカイマークの制服にみる日本企業のあり方」という記事を読んで下さったようである。

また、昨日のブログ記事、「ジャーナリスト池上彰から敵前逃亡をした新都知事の情けなさ」はライブドアニュースのポータルサイト、ブロゴス上でも1番人気の記事なったり、Facebookの「いいね!」の数がかなり多いなど大変人気を博しているようであり、多くの人の目にこの記事が触れたのは大変喜ばしい限りである。

他のメディアでも、池上彰さんの「池上無双」と称されるその様子は具体的に報じられ始めている。

そこで、今日は池上さんと舛添新知事やその他の人間とのやり取りをもう少し詳しく、具体的に紹介することで、いかに「池上無双」が凄かったかをもう少し詳しくお伝えしようと思う。

まずは、TOKYO MXでの舛添新都知事への質問の概要である。
(池上氏)
舛添さん。池上彰と申しますが、インタビューよろしいですか。

(舛添氏)
はい。どうぞ。

(池上氏)
あ、よろしいですか。今回はですね。舛添さん、過去には自民党を批判して離党されたわけですね。あるいは、除名処分を受けました。今回、自民党から支持を得て、まあ、もちろん他の方々からの支持もあって、当選ということいなりますけれども、そこである種の自民党に借りを作ってしまったということはありませんか

(舛添氏)
いやいやそういうレベルの話をもうするのはほとんど意味がないと思いますね。池上さん。つまりですね、政策を掲げて政策に賛成ですかと問うて賛成なんで、もう過去を見るより、先を見て投票どうするかを考える。自民党の皆さん方も、連合東京の皆さん方も、公明党の皆さん方も、その一点において力を合わせてやったからなんで、そりゃー、政治家ってのは、いろんな経歴がありますから、そんなこといちいちあげつらうような段階では、申し訳ないけども、もはやありません
このやり取りから、舛添氏が突かれたくない質問をされて、イライラしている気持ちがその回答ぶりに表れてしまっていることは明らかであろう。

しかしながら、この程度の質問は、事前に当然予想される程度の質問であって、池上氏の質問の仕方も、いわば、「素朴な疑問」をぶつけたに過ぎないが、そんな質問に対して、舛添氏は、のっけからイライラした感情を出してしまったのである。

候補者の「人となり」、つまり、「器の小ささ」や「政治家としての胆力のなさ」を当確直後に視聴者の目にさらした点において、池上氏のジャーナリストとしての凄さを感じずにはいられない。

さらにインタビューは続く。
(池上氏)
なるほど。政治家にはそれぞれ色んな経歴、履歴があるというご発言でした。それで言いますと、例えば、エネルギー問題ですよね。原子力発電所に関して、舛添さんの先ほどのご発言、今のお立場、よくわかるんでありますが、過去のはですね。原発に関してはもう少し稼働又は原子力発電所をエネルギー源として活用していくというので、もう少し積極的な発言をされていたと思うのですが、今回、変わったのですか。

(舛添氏)
みなさんね。3・11福島の原子力発電所の事故の後、私だけでしょうか。変わったのは。圧倒的多数の日本国民があれにショックを受けたと思いますよ。ですから、皆が原子力エネルギーの専門家ではありません。だから、環境をどうするか、CO2の温暖化をどうするか、そういうことを総合的に考えて判断していましたけれども、しかしながら、ああいう事故を受けて、なんの感想もない。なんの意見も変わらないという方が私にとっては不思議なのであって、今あなたが言われたような質問もほとんど意味がないように思います。

(池上氏)
突然割り込んでしまって申し訳ありませんでした。
このやり取りでも、視聴者は舛添新都知事が普通に回答できず、イライラしながら、「ほとんど意味がない」などと無駄に攻撃的な回答をしていることに疑問を感じたはずである。

池上氏の質問は、特段、失礼であったり、攻撃的でもなかった。

にもかかわらず、普通に回答せず、イライラ感を全面に出したまま回答してしまう舛添新都知事の器量の無さを視聴者に見せつけた池上氏の質問は、ジャーナリストとしての真骨頂といっても過言ではないだろう。

しかし、まだまだ池上氏のジャーナリズム精神はこの程度では終わらない。

そこが、ダラダラと質問をするNHKの記者や、民放ニュースの司会者である宮根誠司や古館伊知郎、安藤優子などのとの違いである。

舛添氏の事務所からスタジオに戻った途端、池上氏は政治家とメディアとの駆け引きの内情を暴露するのである。
(池上氏)
舛添さん、インタビューはですね。実はかなり前からインタビューをお願いしますというところでですね。なぜか私もインタビューをするという予定の時は実は都合が付かないからということで、一度、MXテレビのインタビューをお断りになったんですね。で、改めて、風戸記者それから近藤キャスターが質問をしますと申し入れをしたら、今度はなぜか都合が付いたようでですね。インタビューに応じていただけるということでした。ですから、私は今回、途中から割り込んだという形になったのですが、何とかお答え頂けたということでした。
池上氏がこのような内幕をしっかり視聴者に伝えたことで、視聴者は、なぜ舛添氏が無駄に攻撃的な回答をしているのか一瞬にして「あー、なるほど」と分かったわけである

このやり取りを視聴者として目の当たりにすることで、私は、昨日のブログ記事にも書いたように、新都知事の「情けない」、「チキン」と評すべき言動を生の事実として捉えることができ、新都知事の当選直後の姿勢がいかに幼稚であるかを的確に把握することができた大変貴重な一言を池上氏は隠すことなく伝えたのである。

さらに、池上彰氏のジャーナリズムはここで終わらない。

次の標的となったのは、石原伸晃氏であった。
(池上氏)
今のインタビューの中で、舛添さんは都民の支持があるんだよというお話がありました。つまりは、勝てそうな候補だから舛添さんを選んだということなんじゃないですか。

(石原氏)
私どもは違う候補者を考えていたのですけれども、実はその方に断られてしまいまして。それでやはり政策的にどの方が一番我々に近いんでだろう。都議会の第一党ですから、候補者を立てないという選択肢はないわけです。そんな中で、舛添さんと都議会の皆さんが政策協定を結ぶことができました。(略)
池上氏が、石原伸晃氏に対して、「勝てそうな候補だから舛添さんを選んだのでは?」との問いをぶつけると、石原氏は思わず、「別の候補者を考えていましたが断られました。」と発言してしまった。つまり、舛添氏という勝ち馬に乗ろうとしたことを自民党都連幹部に認めさせたのである。

あわせて読みたい

「池上彰」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ミヤネ屋インチキ医療特集に称賛

    中村ゆきつぐ

  2. 2

    定年後は蕎麦打ち職人になるな

    内藤忍

  3. 3

    海老蔵と麻耶 歌舞伎界の非常識

    NEWSポストセブン

  4. 4

    高須氏「衆院解散は正しい戦略」

    NEWSポストセブン

  5. 5

    豊田議員あと一歩で逃げ切り逃す

    文化通信特報版

  6. 6

    よしのり氏 山尾氏の謝罪に苦言

    小林よしのり

  7. 7

    今度こそ北朝鮮の崩壊は秒読みか

    自由人

  8. 8

    共産の要求激化で選挙協力崩壊か

    猪野 亨

  9. 9

    豊田・山尾問題は孤独が原因か

    幻冬舎plus

  10. 10

    金正恩氏が米国への本音を吐露か

    高英起

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。