「NHKは安倍政権のための国営放送ではない、NHK会長籾井勝人氏は即刻、辞任すべき」
この発言について衆議院の代表質問で問われた安倍総理の答弁が非常に問題です。
「安倍首相、「NHKは圧力排し中立維持を」=籾井氏発言、論評避ける-衆院代表質問」(時事通信2014年1月28日)
「「政府としてコメントすべきではない」と述べ、直接の論評は避けた。その上で、「新会長をはじめ、NHKの皆さんはいかなる政治的圧力にも屈することなく、中立、公平な報道を続けてほしい」と強調、辞任などの必要はないとの認識をにじませた。」安倍総理の政治介入によって、お友達の籾井勝人氏が会長になったのですから、コメントする立場にないというのであれば、NHKの経営委員人事からやり直すのが筋です。
ましてや、このNHK会長の不穏当な発言を問われたことの直後に「新会長をはじめ、NHKの皆さんはいかなる政治的圧力にも屈することなく、中立、公平な報道を続けてほしい」という発言は非常に問題です。
これでは籾井氏の問題発言を擁護しているのと全く同じです。
この衆議院の代表質問では、民主党の海江田代表からの質問だったのですが、そのような野党勢力や諸外国の「圧力に屈するな」という趣旨としか理解しようがないからです。
従軍慰安婦問題については、安倍総理はかねてより河野談話の見直し(撤回)を主張しています。
安倍総理は、かつて米国で「「女性がその意思に反して日本軍に売春を強要されていたとする歴史的文書は…発見されていない」「(「慰安婦」は)『性的奴隷』ではない。彼女らは当時世界中のどこにでもある公娼制度の下で働いていた」という意見広告に名前を連ねていたのです。
「極右勢力による教育支配と歴史の改ざん」
このNHK会長の不穏当発言を擁護するだけでももっての他なのに、その不穏当発言はそもそも安倍総理の主張そのものでもあったというのですから、NHK会長、安倍総理ともども即刻、辞任すべきなのです。