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ドイツ訪問(2)−大統領や3人の院内総務と有意義な会談

岡田克也

2011年09月15日 15:24

前回に引き続き、ドイツの話を少ししたいと思います。

今回の訪独は、ヴルフ大統領からのお誘いがあってということは申し上げました。訪独中には、大統領公邸で朝食をともにしながら、1時間ほど2人で話をすることができました。ヴルフ大統領と会うのは今回が4回目でしたので、随分打ち解けた会話になりました。

特に、大統領は近く日本を訪問される予定があります。今年は日独交流150周年という記念の年であり、日本でもドイツ関連のいろいろな催物があり、ドイツでも同様に日本の紹介などいろいろなことがなされています。私がドイツへ行った際にも、浮世絵の葛飾北斎展が開催されていました。

大統領からは、日本に対する関心、特に福島第1原発事故の問題に対し、被災者の皆さんがどういう気持ちでおられるか、どういう状況でおられるかについて、具体的にお聞きになりたいということで、私の考え方を率直にお話しさせていただきました。

そして、ヴルフ大統領がニーダーザクセン州の首相のときに、姉妹関係のあった徳島県に行かれた経験があるということで、そういったことについても話が弾みました。

年齢的には大統領が私より少し若いのですが、私が野党の代表で大統領が州首相だったときからお会いをさせていただき、回を重ねるごとにお互いの理解が深まっているという感じがします。

やはり、政治家にとって、人間同士の関係は非常に重要だということを改めて感じた次第です。

あわせて、今回はラウンドテーブルの合間を縫って、日本でいう幹事長にあたる、ドイツ与野党の3人の院内総務に会ってきました。

1人は、最近日本でもお会いした、与党CDU(キリスト教民主同盟)のカウダー院内総務、そして、いまドイツでも野党の勢いが非常に出てきていますが、最近まで大連立を組んでいて、いまは野党のSPD(社会民主党)のシュタインマイヤー院内総務(元外務大臣)、そして、緑の党のトリティーン院内総務(元環境大臣)。この3人の院内総務にいろいろとお話を伺いました。

私からは、ギリシャの問題やユーロについてお話を伺いました。強弱はあるものの、3人は「ユーロによってドイツは非常に恩恵を受けている。ユーロ、あるいはEUの中にドイツがあることで、ドイツが経済的に発展しているので、そこから離脱することは考えられない」ということを一様におっしゃっていました。

ただ、「ギリシャをはじめ、いろいろと問題のある国を助けるために、財政的な支援が必要なことは分かるが、国民、有権者に対しどう説明するか。ドイツ国民の税金を使って他国を助けることは、その他国が相当な努力をしていなければ説明は難しい」と語っておられたのが、非常に印象的でした。

いずれにしても、このギリシャの問題やユーロの問題は、日本にいたのではなかなか実感としては伝わってこないのですが、非常に大変な問題です。これは、場合によってはEU全体を揺るがすような、あるいは通貨の信認につながるような問題であることを、認識すべきだと思います。

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