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なんだか「小沢報道」と似てきた山本太郎バッシング

大勢の報道陣に囲まれる山本議員。参院選への出馬記者会見(5月)では、メディアはこれほど集まらなかったのだが。=6日夕、参院会館 写真:筆者

大勢の報道陣に囲まれる山本議員。参院選への出馬記者会見(5月)では、メディアはこれほど集まらなかったのだが。=6日夕、参院会館 写真:筆者

 山本太郎議員が昨夕、国会内で議員就任後初の記者会見を開いた。『東京スポーツ』と『週刊新潮』のゴシップ報道に答えるためだ。

 いずれも議員になる前、いわば私人の頃の出来事であり、国会議員たる山本氏はいちいち答える必要はなかった。だが「可視化」をモットーに掲げる氏は会見を開き、プライベートな質問にも丁寧に答えた。

 選挙期間中からも執拗に続く週刊新潮の誹謗中傷記事、山本議員が初登院した日の囲み記者会見での意地の悪い質問……これらを見ていると、「小沢報道」を思い出す。

 小沢一郎・生活の党代表は、自民党幹事長時代(1989年~)から あることないことマスコミに書かれてきた。「政治とカネ」から女性問題に至るまで、だ。

 なかでも陸山会事件は特筆に値する。土地購入のための資金を入手した際の申告時期がズレていた、というものだ。検察はあの手この手で、小沢氏を起訴しようとしたができなかった。結局、検察審査会という奥の手を用い小沢氏を起訴に持ち込んだ。

 事件は検事が調書偽造したデッチ上げで、検察審査会は、それを真に受けて小沢氏を起訴妥当としたのである。マスコミは検察リークを受けて「小沢叩き」に血道をあげた。だがデッチ上げ判明後、一度たりとも自らの報道を検証していない。

日本外国特派員協会の記者会見に招かれた小沢一郎氏。司会者は小沢氏を「メディアによる人物破壊の犠牲者」と紹介した。=昨年12月 写真:島崎ろでぃ=

日本外国特派員協会の記者会見に招かれた小沢一郎氏。司会者は小沢氏を「メディアによる人物破壊の犠牲者」と紹介した。=昨年12月 写真:島崎ろでぃ=

 きょう発売の週刊新潮は山本議員のゴシップを5ページも割いてトップ記事で扱っている。バッシングが選挙期間中から続いていることを考えれば、今後も新ネタを出してくるだろう。新潮は山本議員を本気で潰しにかかっていると見てよい。

 「新聞社がテレビ局の大株主になるという先進国では例のないクロスオーナーシップは排除すべし」。小沢氏は公言して憚らなかった。財務官僚出身の議員から聞いた話だが、小沢氏は霞が関への手の突っ込み方を熟知してした。民主党幹事長となってからはそれを実行しようとした。

 小沢氏は記者クラブメディアと霞が関にとって最大のタブーに触れたのだ。マスコミと原子力村のタブーを追及している山本議員は、小沢氏同様のバッシングが襲いかかってくることを覚悟しなければならない。

 週刊新潮がタイトルで「脱原発ヒーロー」とわざわざ記しているところにも背景がのぞく。

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