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情報化社会で大事になる二つのこと。

一昨日も書きましたが、先月の関西に続いて、東京でもがっつり話ができる少人数で会いまっしょいという呼びかけをしたら、ありがたいことに数時間で枠が埋まりました。

申し込んでくれた方々、関西に負けず劣らず皆さん面白そうなプロファイルの方ばかりで、今から本当に楽しみです。



情報化社会とよく言われます。この言葉自体、定義は曖昧で内容自体はかっちりと定まっていませんが、情報の量が昔に比べて増えること、そして情報自体の価値が相対的に上がる/上がって来たことは間違いないでしょう。

量が増えるのに価値が上がるというのは変な気もしますが、要は価値ある情報が顕在化される一方で、自分にとって無関係な情報も飛躍的に増えることで玉石混交の度合いが増したということ。だからこそGoogleの検索エンジンに代表される、マッチングのシステムが発達してきたわけですよね。

「知識」、「ノウハウ」、「経験」、そしてどんな人がそれらを持っているのか、というタグ付きの「人と人の繋がり」。それら全て情報とも呼べます。

そしてそういう情報の中で自分が必要としているものにタイムリーにかつピンポイントでアクセスできるかどうかは、検索エンジンは別として、

1)(クラウドソーシングなどの)プラットフォームを使いこなせるリテラシー

2)どれだけ多様な人と繋がっているか

この2つに掛かってくると思います。

(クラウドソーシングについてはちきりんさんが最近気合い入れていくつか記事を書いているのでよく分からないという方はぜひ一読を。このへんから何日か遡っていくのが良いかと)

情報は複製が無限にでき、ネット時代には流通コストも実質ゼロになるため、基本的には情報とは、限られた人にしかアクセス出来ないストックよりも、どんどん多くの人に伝播していく(フロー)ものですが、プラットフォームが出来上がってくるものについては、そこに集約されていくでしょう。(昨日の記事のクックパッドとかはまさに料理レシピの情報という分野での代表例)

しかしそういうプラットフォームがないものについては、情報の流れのハブになるのは、今も昔も変わらず、人そのものだと思います。

以前も書きましたが、どれだけ多様な人たち、コミュニティと繋がれるか、はこれからの時代における重要な考え方の一つです。

===以下、過去記事の一部引用===

国同士が揉めている今、個人として意識しておきたいこと。 | カジケンブログ

ソーシャルキャピタルという考え方があります。
(学術的な定義は様々あるようです。ここでは、下記の書籍から内容を緩用します。)





これは多様なコミュニティに属しているほど、その人が得られる価値が増える、という理論です。

むっちゃ極端な例をあげてみます。

外部との交流がない3人の村があったとします。



この村に住んでいるAさんがつながっている人は2人です。Aさんが2人が困っているときに誠実に対応をしていれば、Aさんが助けを必要とした時に2人もサポートしてくれるでしょう。

一方は、Aさんが繋がっている2名がそれぞれ別の村(3人で構成)の住民だった場合。



繋がっている人の数は同じ2人ですが、彼ら彼女らの先にはさらに2名ずつ人がいます。もしAさんが困っている時に、Aさんが誠実な人であれば、他の2名は自分の村の人にも声を掛け、Aさんを助けられないか試みるでしょう。逆もまたしかり。

そうすると、実質的には2人+2人+2人 = 6名の人達と繋がり、助け合うことになります。

最初の例を、閉じているネットワーク。次の例が、開いているネットワークです。もちろん開いているネットワークのほうが、様々なサポートを得られやすいわけです。

現実的には、ここまで極端な例はありませんが、イメージはつかめると思います。

100年前の日本は、生まれた土地から生涯出ることなく一つないしはそれに準じるコミュニティ(閉じているネットワーク)に属して一生を終える人がほとんどだったでしょう。

===引用ここまで===

ネットの浸透により、地縁、職縁、と呼ばれる土地や所属などに縛られていた人と人の繋がりが、解き放たれて来ています。

それは佐々木俊尚さんが新書で書かれた、レイヤー化された社会、でもあります。

【書評】プリズムを持っているか? – 「レイヤー化する世界」 | カジケンブログ 

こんなこと言うと笑われると思うのですが、スーパー大げさなこといえば、一般人が距離に縛られずに色んな人と繋がれるようになるなんて、人類の歴史上初めてのことだと思うのです。

現代でしか出来ないことをやるって、たまたまこの時代に生まれついた人間の特権だし醍醐味の一つだと私は考えていますし、そういう思考を根っこに据えて日々行動しています。

と、つらつら真面目に書きましたが、以前も書いた通り、ぶっちゃけた話単純に色んな人と知り合って仲良くなるのが、昔から好きなだけなんですけどね(笑)

10年以上前にハマったゲームから考えるレイヤー化された世界。 | カジケンブログ

いずれにしても、関西もそうでしたが、今回申し込んで頂いた方は私も含めて互いに全く知らない人同士。どんな話になるか想像もつきませんが、だからこそお会いできることをとても楽しみにしています。

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