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朴槿恵大統領の訪米は、オバマ大統領に「日本の経済支援」仲介依頼、「乞食・命乞い外交」だった

◆韓国の朴槿恵大統領が就任して初の訪米は、一体何が目的だったのか。急激なウォン高=円安が進行する煽りを受けて、輸出が鈍化し、韓国経済が大打撃を受けているため、オバマ大統領から安倍晋三首相に「韓国経済支援」を仲介してもらうよう、いわゆる「乞食外交(物乞い外交)」を行ったと見られている。米国も雇用統計が少しばかり改善したとはいえ、まだまだ経済が力強く回復したとはいえず、連邦政府は、依然として「財政の崖」から抜け出してはいない。オバマ大統領と朴槿恵大統領とは、「同病相憐れむ」間柄である。

 そこで朴槿恵大統領が持ち出した「脅し文句」(暗号)が「歴史認識」=「資金援助しろ」であった。これは、もう30年も前から使っている「脅し文句」(暗号)である。「歴史教科書」「靖国神社参拝」「慰安婦問題」などと同様、古びて干からびていても、なおしつこく使い続けているのだ。

だが、さすがに父親である朴正煕元大統領が、日韓基本条約締結以降、日本から巨額の支援金をせしめた実績があるので、親子2代にわたって「乞食外交」を展開するのは、さすがに「恥」と思ったのか、オバマ大統領にすがりつき、安倍晋三首相との仲介を依頼したのだ。「乞食外交」の変形である。韓国経済の疲弊は、相当深刻であることを証明している。

◆北朝鮮サイドは、この「乞食外交」を別の視点で見ている.父母が「米CIAの陰謀」で殺されていながら、その「憎っくき敵」に「命乞い外交」を展開したというのだ。「私は、父・朴正煕元大統領とは違い、絶対に米国を裏切らないので、暗殺しないで下さい」と予め「命乞い」したのである。朴槿恵大統領にとって相当の「トラウマ」になっているのは、確実である。

 朴正煕元大統領は1974年8月15日、日本統治からの解放を記念する光復節の祝賀行儀に参加していたところ、在日韓国人・文世光に銃撃を受けた。朴正煕自身は無事だったが、母の陸英修夫人が頭部を撃たれて死亡した。「文世光事件」と呼ばれている。父は1979年10月26日、側近のKCIA部長金載圭によって射殺された。「10・26事件)」という。この背景には、核開発などでしばしば米国と対立していたことが起因しており、「米国CIAの陰謀」と言われている。

 確かに、朴正煕元大統領は、「核保有国」として「完全独立国」になろうとしていた。これを裏付けるエビソードが、「北朝鮮 熊野祖国」(朴甲東著、構成・板垣英憲、KKベストセラーズ刊)のなかで、以下のように記述されているので、参考にされたい。



朴正煕大統領の極秘工作



 韓国の朴正煕大統領は、元は日本の陸軍士官学校出身の職業軍人でした。満州から復員した彼は、朝鮮共産党に入党します。朝鮮共産党が他の党と合流して南労党になると、彼もそのまま南労党員になりました。韓国軍の将校時代に逮捕され、死刑宣告を受けましたが、まもなく朝鮮戦争が起こったので再び軍に迎えられます。そして一九六三年、ついには韓国大統領になるのです。

 つまり、私と朴正煕大統領とは同じ南労党員でした。一九七七年十一月下旬、私は朴大です。そうなると、私は必ずアメリカから疑いを持たれます。閣下も元共産党員でしたからおわかりのことと思いますが、アメリカは、かつての共産主義者が本当に思想を転向したかと、いつも目を光らせていると思います。そんなときに、閣下と私が極秘でソ連や中国と交渉をしたら、アメリカは"二人の元共産主義者が韓国を共産化しようとしている"と思うでしょう。それでも閣下は殺されることはないと思いますが、私は間違いなく消されます。

 しかし、私は別の目的があって、今はまだ死にたくありません。ですから、閣下に本当にそういう意思がおありなのでしたら、アメリカに相談されてはいかがでしょうか。そしてアメリカの協力が得られるならば、私は喜んでご協力しようと思います。CIAは世界中に情報網を張りめぐらせているのです。ともかくアメリカに相談してください

 朴正照大統領は難しい表情をしました。

 「うーん、アメリカに相談、か……。それはちょっと難しい」

 私は、そのころ韓国内で起こっていた学生のデモやキリスト教徒たちの反政府運動、野党対策の問題であれば確実に力になれたのです。しかし、このときばかりは自分の命にかかわる問題でもあり、死は避けたかったのです。それに何よりもこの計画は、成功の見込みがきわめて低いものでした。

 結局、私は断わりました。そのあと、大統領とは何度か手紙のやり取りがありました――。

 二年後の一九七九年、彼は射殺されてしまうのです。

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