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北朝鮮情勢も米中関係が軸?!

北朝鮮による韓国砲撃のニュースは米国でも大きく取り上げられている。もちろん、安全保障問題としても。もう一つ特徴なのは、経済問題としてさらに大きく取り上げられている点。こちら東海岸からは、極東は遠くにあることもあり、直接の脅威という感じではない。そして、最近アイルランドの国家財政危機や米国の悪い経済データ公表という、経済にとってよくないニュースが相次いだところに、最後の頼みである成長センターのアジアで今回のような事態が起こると、株価や為替や商品価格にどんな影響が出るのかという見方に関心が集まるのだ。

経済へのインパクト言う見方はおいといて、安全保障上の問題として、米国から今回の問題をみると、政府の関心は、中国に集まっている。今回の件には、やはり東アジアは米中関係が軸で動いていると米国で今回のことを受けて再認識させられた。

米政府高官の焦点は中国の面子丸つぶれにある。一月の胡主席の訪問を前に、これが起こったことが全てだという。中国がもはや北朝鮮への介入が効かないことが明白になったとみる。中国にとっては踏んだり蹴ったりだと見ている。

米政府筋に聞くと、胡主席訪米までの中国の出方と中国が本当に今回の北朝鮮の行動を知らなかったことに、彼らの関心は集まっている。米政府は北朝鮮に厳しい非難を浴びせているように見えるが、それは実は間接的に中国に対して発信している。親代わり面しといて何やってんだよと!経済にはやっかいな問題だが、米中にはいいカードができたと思っているようだ。しかし、情勢のエスカレーションは真剣に心配している

今回の件で、黙っておいても中韓、日中関係は悪化し、韓国も日本も対米関係強化せざるを得ないと見ているようだ。

北朝鮮の経済悪化は予想以上だそうだ。昨年のデノミ失敗は政府の公式謝罪と政府高官の処刑にまで発展。その後に韓国の哨戒船「天安」の撃沈があった。北朝鮮はソウルを直接攻撃しない限り、多少の韓国側への攻撃は許されると見ている。確かに、イミョンバク大統領は、天安の撃沈にもかかわらず、北への食糧援助を開始したばかりであった。イ大統領は北の挑発行為に対してリスク回避的であったが、これ以上の寛大さは彼の支持基盤にマイナスだ。よって、今後は南北の衝突のエスカレーションはありうると米政権アドバイザーは読んでいる。心配のタネは北朝鮮の攻撃兵器の精度が低いこと。米政府はそれが心配のようで、ソウルや日本領土に残骸でも落下したら、事態はエスカレーションしかねないと真剣に懸念している。

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