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ライターを目指す君、電子書籍で食いたい学生が居るなら、出版業界を目指すべきではないということ

先日からの電子書籍業界ネタの続き。意識が高い(笑)本好きは誰かというブログで、返答をいただき、感謝です。さらに、私から返答したいとおもいます。

彼らからすると、沢山の「優」や鬼ゴネがないと入れない既存媒体ではなく、これから有望と思われる電子書籍の世界で働いてみたいといったところなんでしょうか。

ということなのですね。

ところで、本気で、電子書籍で一山当てようとおもっているけど、ぜんぜん勘所がつかめないので、一度企業にはいって修行したいという学生がいたとしましょう。

何処に入るのがいいか?

沢山の「優」や鬼ゴネがないと入れない既存媒体で、修行をつむといいのでしょうか。

むしろわたしは、既存の出版業界にははいらないほうがいいと思う。どうしても、既存の出版業界は、紙の概念にとらわれている。それは紙とkindleいう印刷媒体の違いというレベルでは超えられない壁です。

どうしても、出版社等は、本の発想がついてまわってます。
しかし、電子書籍の肝は、本ではなく、デジタルコンテンツ販売であり、デジタルメディアにおいて、ある作者という芸に秀でたひとのもっているコンテンツを、どのようにマネタイズしていくかということがポイントです。決して彼の本を企画したり、原稿を編集したり、本を売という、個別の発想ではカバーしきれない。違う視点が必要なんです。

電子時代のコンテンツホルダー(著者)は、本でも稼ぐし、セミナーもやれば、映像コンテンツも作るだろうし、ニコ動もやるし、メルマガもやるだろうし、さらに別のメディアもでてくるとおもう。

しかし、既存の出版社にはいると、頭のなかに既存の出版の概念をたたきこまれる。これは百害あって一理なしだ。

ちょうとインターネット黎明期、ヤフーが登場しはじめたことに、NTTに入って電話網の経験をつんでから、インターネットをやろうと考えるのと同じくらいに愚かしいことだとおもいます。

電子書籍を学びたいなら、ネットのコンテンツ会社にはいるのがいいとおもう。

ドワンゴ、BLOGOS、アメーバのサイバーエージェント、GREEやモバゲー、その他ゲームの会社もコンテンツ課金であり、これらのモデルから非常に学べるところはおおいとおもう。
絶対に避けたいのは、大手出版社。さらに最悪なのは、新聞社です。新聞社だけは避けなくてはいけません。

それから、ライターの単価が下がっているという話しがあった。ライターは食えるようになるのか?たとえば総合週刊誌とかだと90年代からゼロ年代前半ぐらいまでなら、1ページ原稿料が3~5万円くらい出ました。だから10ページの原稿書くと、30~50万円、まあ10ページも書かせてもらうことはほとんど無いけど、4ページでも12~20万円になり、貧乏ライターでもカツカツ1ヶ月くらいの収入になってる感じではあったんですね。

その収入が途絶えつつある。そしてネットメディアはどうかと言うと、1本書いて1万2000円~1万5000円なんですよ、標準的にはね。1ページじゃなくて1本ですよ。だからどんなに分量を書いても、1万5000円。これでは生活はできません。

http://www.pressa.jp/blog/2013/04/ob.html

紙の時代のライターというのは、一種の雑誌の記事の制作の下請けとほぼ同義。これがネットになったら食えなくなるのは正しい。だから、下請けライターという職業は消滅するとおもう。

なので、紙の時代と同じように、誰かから発注をうけて書くという意味での受託ライターをいまから目指そうとしているのであれば、「やめなさい、その仕事はなくなります」と忠告したいとおもいます。

一方で、コンテンツホルダー(著者)と考えたら、いままで、きめられた原稿料で雑誌にかくしかなかったライターは、電子化で、とてつもなくマネタイズの方法論が増えたといえます。

そのうち億単位の稼ぎを叩きだすことも可能になってくる思います。めちゃくちゃ美味しい。
著者ウマウマ~の時代がやってくると思ってます。がんばるぞ。

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