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自分という人間を作っていく上での手段。

以前、イチローと浅田真央の短い対談をYouTubeで見かけて、イチロー凄いなと思ったことがあります。

浅田:野球をやってて良かったなぁ、と思える時はどんな時ですか?

イチロー:野球というのは、スポーツとして、というよりも、自分という人間を作っていく上での手段の一つでもあったりするので、野球の中で、人間として何かを得られたという実感がたくさんあって、そういう瞬間にやっててよかったなぁというふうに思いますね。

さらっと言ってますけど、「自分という人間を作っていく上での手段の一つ」って、凄い表現。

大人が、子供や若い人に対してこれを言っているのはよく聞きます。

例えばスポーツで言えば、高校野球は心身の修練の場である、とか。

ただ、私も剣道を中学の時に親から半ば強制的にやらされたのでわかりますが、そう言われている本人は、たぶん自分という人間を作るつもりでなんてやっていない。

もちろんあとから振り返ってみて、あれで上下関係学んだな、とか、忍耐力がついたな、とか感じることはあったとしても、当事者として頑張ってる当時は、日々の練習、試合の準備、コーチや仲間との人間関係などで必死だし、そんな人間として何か得られた、みたいなこと、その場では考えないですよね。

大人になったらなおのこと。一日の大半をお金のため、スキルアップのため、ストレス解消のため、家族のため、好きな趣味のため、に頑張ることはあっても、自分という人間を作っていくため、ってなかなか思っていないかと。

あるとすれば、留学など海外での異文化と触れ合う生活を決断するときか、育児などで子から学ぶときですかね。

それ以外では、若い人や子供に対しては「これは勉強になるぞ」とさらっと言えても、自分自身に対して、これは自分という人間を作るのに役立っているなぁ、って自覚しながらやっているものってなかなかない気がします。

自分という人間を作っていくって、大人になったらもちろん自己責任。だけど、そんなことを真剣に考えているのって少し恥ずかしいと思う人も多いかも。私も含めて。

だからこそ、臆面もなくそういうことをさらっと語れるイチローは、その真摯な姿勢も含めて、素直にカッコイイと思います。

仕事、家庭、趣味、なんでもいいですが、自分という人間を作っていく上での手段の一つになっているものって何があるかな、と一度自問してみても良いかも知れませんね。

ICHIRO-MONDOW 浅田真央 フリートーク – YouTube



ちなみに、冒頭のやり取りも収録されたわずか1分あまりのトークですが、後半の浅田真央ちゃんめっちゃカワイイです。必見。

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