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一部上場最年少社長「あらゆることは自身が選択しているという意識を持つべき」

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リブセンス村上太一社長、イケダハヤト氏(撮影:濱田敦子)
リブセンス村上太一社長、イケダハヤト氏(撮影:濱田敦子) 写真一覧
"採用決定で入社お祝い金10万円を贈呈!"という斬新なモデルが話題を呼び、業績を拡大してきた求人情報サイト「ジョブセンス」。サービスを運営する株式会社リブセンスは、村上太一氏が学生時代に起業、2年目で黒字化を達成、昨年10月、東証一部上場を果たしている。

25歳1ヶ月という、東証一部上場企業の最年少記録を塗り替えた村上氏の発想の源やライフスタイルは、一体どのようなものなのか。1月に移転したばかりのリブセンスのオフィスで、同じ1986年生まれで、大学の学部も同じだったというブロガーのイケダハヤト氏が話を聞いた。

社会に何かを生み出していく所に喜びを感じています

イケダ:上場する3ヶ月前くらいに、渋谷のグランベルホテルのカフェで2時間半くらいダラダラとくっちゃべってたことがありましたね。

村上:お会いするのは1年半ぶりくらいですね。

イケダ:僕ら、実は歳も同じで、大学の学部も同じで。でも、大学時代って何をしてたんですか?同じ学部学科にいたくせに僕は村上さんの存在を知らなかったんですよ。

村上:会社ばっかり行ってましたね。週に1コマぐらいしか大学には行ってなかったかもしれません。1年の時はフルで行って、2年はちょっと行ったぐらいなんですけど……4年は殆ど行かずで。

イケダ:卒業は普通になさってるんですよね?

村上:そうです。単位はもう4年前期で取り終えて、あとはインキュベーションセンターにずっといて、仕事ばっかりしてました。

イケダ:ゼミも入らなかったんですか?

村上:落ちたんですよ。

イケダ:えっ、村上さんを落とすとか信じられないですね。

村上:とがり過ぎていたからですかね……(笑)。「何でうちのゼミにしたんですか」って聞かれたので、「1番倍率が高いからです」って答えました。倍率高い所の方が、面白い人が沢山いるのでいいんだろうなと。「人を重視してゼミを選ぶという方針です」って言ったら落とされました。

学習内容には興味が無いとストレートに言い過ぎましたね。(笑)でも、人を重視して選ぶべきだと思うんですよね。大学で学んだ内容って、本気でやっていた人以外は、皆忘れてるんじゃないでしょうか。

大学を選ぶときも、ビジネスが好きだったんで商学部か政治経済学部に行くことは決めていました。商学部の方が実践的だという話も聞きましたが、政治経済学部の方が倍率が高くて偏差値が高いから政治経済学部に決めました。

私は本質は「人」だと思っていて、そこをベースに選ぶっていうのがあるべき姿だと思っています。

イケダ:確か村上さんは「うちの会社は”リア充”は雇わないぜ」みたいなことを言っていたと(笑)。

村上:最近は”リア充”な社員もいるんですよ、Facebookとか見てられないです(笑)。もう眩しいんですよ。でも、一定の多様性は組織にとって重要だと思っています。

イケダ:じゃあ1年半前から比べるとそこが違うんですね。

村上:そうですね。私もできてないんですけど、”リア充”的な動きもちょっとしないとなと思っていて。「村上くんはビジネス以外のことをやらないとこれ以上伸びにくくなるよ」って言われたりもしました。羽生さんは優勝したときに「僕がこれ以上上に行くには将棋以外やらなきゃダメです」ってインタビューで言ってたらしいです。将棋だけじゃなくてチェスもやったそうで。

イケダ:なるほど。今までビジネスをやっている時はあまり”リア充”的な要素は使ってこなかったってことですね?

村上:そうなんですよ。高校までの経験でここまでこられたのかなと…。大学以降、一般ユーザー的な動きができてないんで、それが自分の弱みだなと。感覚がズレちゃうと良いサービスって生み出せないじゃないですか。それが今年のテーマです。

イケダ:そうやって自分を変えていく、それでビジネスをどんどん伸ばしていく。

村上:変えるというか知識を増やすことですかね。タイプは違うけど理解はしようみたいな。

イケダ:僕は村上さんのモチベーションについて知りたいなと思っているんですけど、なんでビジネスをやっているんですか?

見ている感じだと、すごく楽しそうに仕事をしている。ゲームをやっているような、レベルアップして新しい技を覚えて仲間が増えていって…というようなエキサイトメントの中で仕事をしている感じがするんですけど。

村上:そうですね。表現欲求、社会に何かを生み出していく所に喜びを感じています。人間誰もが遺伝子レベルで持ってるものだと思うんですよね。やっぱり自分が生きた証を残したいっていうDNAはあると思っていて、それが僕にとってはビジネスなのではないかと。

イケダ:僕はそういう意味だと何か思いついたことを文章で表現しないと気持ち悪いんですよ。でもそれをやると、世間との乖離があったときに、批判されることもあるじゃないですか。自分を表現すればする程、いわゆる常識とはズレたことを言うことになってしまって、批判が来ると。村上さんは、これまで批判に対してすごく悩んだ経験はありますか。

村上:僕は今まであんまり批判される事なく来たかもしれません。言い換えるとまだ抑えている所は抑えていると言えると思います。

僕が本当に日本を絶対変えられる立場になったらああだこうだ言うかもしれない。今は実績がまだまだなので、言っても変えられなさそうだし、無駄な議論を生むだけになりそうなんでちょっと抑えているところがあるかもしれません。

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