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インタゲより賃上げターゲット

ようやく選挙を終えました。
今回の選挙で最も印象に残ったのは、選挙報道における池上さんと、みんなの党のポスターの渡辺喜美代表の顔です。

冗談はともかくとして、多くの人が、投票前に、各党のマニフェストを読み比べたことと思います。
政党ごとに明確な違いがありましたが、全政党共通していた方針がひとつありました。
そう、インフレターゲットです。

自民党政権により、インタゲ2%が目標として設定されることになります。
このインフレの実現は難しいことなのでしょうか。いえ、日銀がその気になれば造作も無いことです。12月の半ばを過ぎてから最上階にあるレストランの窓際の席を予約するほうがずっと難しいでしょう。
では、インフレになった場合、私たちの生活はどうなるでしょうか。簡単に言えば、今の生活水準を少しだけ -でも確実に- 落とさなければいけなくなります。

さらにもうひとつ、ペン先に多めにインクをつけてアンダーラインを引いておかなければならないことがあります。それは、(私たちが選んだ)自民党は消費税を増税する方針を決定している、ということです。
つまり、インタゲにより物価が上昇するのみならず、その上がった物価に対して、さらに増税された消費税が掛け合わせられることになります。この掛け算には、西日暮里のヤミ金も舌を巻くに違いありません。
特に、毎月受け取る給料のほとんどを支出している低所得者層については、無慈悲にも約5%も生活水準が低下が予想されます。ただでさえ余裕があるわけではないのに。仮にここがフランスだったら、火焔瓶が宙を舞い、止めてある車の屋根はまるでトランポリンみたいになります。
こうした未来が遠くない将来 -具体的に言うならば来年- に控えており、実現してしまう確率は「かなり」と「ほとんど」の間くらいです。

政治が経済政策を実行するのは、経済学者やブロガーが論客ごっこをするのとは訳が違います。なんとしてでも、国民の生活は守られねばなりません。最悪の状況を回避する方法はあります。たぶんいくつかあるのですが、とりあえずひとつはあります。それは、賃金の上昇です。物価上昇と消費税増税分を吸収するだけの賃上げがあれば私たちの生活は守られます。もちろん、正社員だけではなく、非正規雇用の人も含めてあまねく全ての労働者の賃上げが必須です。
政府が、インフレターゲットと共に、賃上げターゲットの設定をするならば、新聞の日曜版を顔にかぶせて昼寝をする時みたいに安心できます。

政治批判をするつもりもありません。政治家が、すべてに「至急」のスタンプが押された数々の課題に必死で取り組んでいることをよく知っています。先日、現役代議士(元首相の親族)の話を聞き、その苦労と切実さを感じました。彼らに期待しつつ、私たちの生活が少しでも豊かになり、安心を生きられる社会が実現されることを願っています。

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