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国家基本問題研究所、あるいは櫻井よしこは、小池百合子のことをあまり信用していないようだ

過日、国家基本問題研究所の会合で、稲田朋美(なにをいまさらながら呆れ。よくまあこんなどうしようもない人間をよぶし、出るほうもこんなどうしようもない組織の会合に出ると思います)がよばれました。そして、理事長の櫻井よしこが次のように彼女を紹介したようです。情報ネタはbogus-simotukareさんのこちらの記事より。

>「初の女性宰相候補」と櫻井よしこ氏が最初にゲスト紹介。

これって、けっこう興味深いですね。

一応自民党の女性議員のみに話をかぎれば、bogus-simotukareさんもご指摘のように、稲田よりは小池百合子、野田聖子、小渕優子あたりのほうが首相の座は近いんじゃない?

私は言うまでもなく自民党を支持している人間ではないし、また上にあげたお三方が首相になればいいとも考えていませんし、資質にも欠けるのではないかと思いますが、しかし私の意見はともかく、政治家としてのキャリアや政治家としての素養その他を考えれば、少なくとも現段階では稲田よりは上の3人のほうがその資格はあるでしょう。

仮に稲田へのリップサービスとしても、それなら「将来の宰相」とでも紹介すればいいわけで、最初、なんてことを強調する必要もないわけです。

これが仮に櫻井の言い間違いとか、記録者の勘違いなら議論はここで終わりですが、それは確認不可ですので、とりあえず確かにそのような発言はあった、そしてこれは櫻井の願望をそのまま記している、と考えます。

上にあげた3人のうち、ずばり一番首相の座が近いのは小池百合子でしょう。閣僚経験も豊富だし、自民党の役職経験者でもあるし、当選回数も多い。総裁選立候補経験もある。そして彼女は、反共イデオロギーも強いですから、そんなに国家基本問題研究所と遠い存在でもない。

稲田は政治的に極右といえる存在ですから、国家基本問題研究所と櫻井はその点で彼女を支持しているのでしょうが、私はそれと同時にたぶん少なくとも櫻井は、小池という人をあまり信用していないのだと思います。小池はたんなる商売右翼で、首相になったら容易に姿勢を転換するって考えているんじゃないんですか。そして私もそうなる可能性が高いと思います(笑)。

自民党が稲田朋美を総裁にするというのはさすがになかなか考えにくいと思うし(しかし私は、安倍晋三について大外ししたので、こういった予想についての断言はやめておきます)、仮に本当にそうなるとしたら、それは自民党がそうとう追い込まれたとき(ことによったら解党直前くらいの事態)ではないかと思います。そして、稲田だって首相になったらそんなに無茶はしないでしょう。首相になったら首相の座を維持することのほうが大事で、そんなに右翼イデオロギーを前面に出すわけにもいかない。安倍と同じです。

政治家というのは 少なくとも政府高官になったらイデオロギーを前面に打ち出すわけにはいかないし、そんなに過激というか無茶なことはしないし、したらかえって立場が悪くなるというものです。安倍晋三もそのバランスで苦しんだし、それが彼の今後のカギになるのではないかと思います。この件についてはまた記事を書きます。いずれにせよ、首相になって自分のイデオロギーを前面にだしてしまったら、それは首相の資格がないというものです。たとえば学者が裁判官になったとして、従来の判例その他と自分の学説が反した場合、判例のほうが優先されるようなものかな? 政府高官や法律家にかぎらず職業というものはそういうものでしょう。

国家基本問題研究所や櫻井よしこの願望なんてどうでもいいですが、この組織や櫻井の非現実的な思考を考えれば連中の願望が実現する可能性はそんなに高くないと思うし、またそれは阻止する必要があると思います。

余談ですが、「国家基本問題研究所」で検索したら、拙記事がかなり上に出てきたのには驚きました(苦笑)。それだけ私のブログが読まれているということですが、正直あまり世間からこの組織は相手にされていないのかもしれません。それなりに注目されていれば、たぶん私の記事がこんな上に表示されることはないでしょう。下はYahoo!の画面、



下はgoogleです。



画像は、12月10日午前8時30分すぎのもの。Yahoo!、googleともに上から3番目が私の記事です。

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