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各党のマニフェスト読み比べ

ニコニコ動画の政治討論が話題になっていました。

私は見ませんでしたが、マニフェストは万年筆で下線を引きながら流し読み程度に目を通しました。各党の主張は重なる部分も多く、違いを拾いながら読み比べました。

投資なら細かい分析などせず、全部落として割れなかった卵だけ買えばいいのですが、政治はその点細かく見る必要があるので手間がかかりますね。

全有権者がマニフェストを精読するのが理想、それは確かにそう。しかしドキュメントの読みこみ作業は重く、ホットケーキが焼き上がる間には終えることができません。それに「わかりやすい」という概念からは何メートルも離れているし、読み終えた時に自分がいったいどこに着地したのかもよくわからない、というのが正直なところです。

それでも、個人的に気になったキーワードを挙げると、

・ベーシック・インカム
・教育バウチャー(高等教育に市場原理を導入)
・国民IDの導入
・脱原発(ただし時間は要する)
・地方公務員の人件費削減
・公務員宿舎の売却
・旧来型の公共事業の抑止
・行政の可視化
・コンテンツの国際展開
・正社員優遇の是正
・いじめの撲滅
・予算編成の抜本的な見直し(特に特別会計)
・天下りの廃止(肩叩きの方を廃止。年下の上司を気にする非合理的思考に公僕はつとまるの?)
・女性の社会参加
などに目が行きました。

「ばらまき反対」という声がありますが、では「特定の誰かが得をする」方がいいのでしょうか。当たり前のことこそきちんと疑う必要があります。

同じように「復興」というと全肯定しなければいけないイメージがありますが、各施策について「コストパフォーマンス」という概念を当たり前のように適用させなければ、たぶん、きっとたいへんなことになります。「無駄」とは、見合う以上のお金を使うこと。復興は大切ですが、無駄はないよう他の予算と同じように厳しい目でひとつひとつ判断するしなければなりません。しかしこの点はどの党も言及していませんでした。これは国民の方にこそ問題があるのかもしれませんね。

それから、これは私が見逃しているだけかも知れませんが、ネットセキュリティについて触れているところがありませんでした。国防、日本の技術の保全、国民の健全なコミュニケーションなどに対して必要です。

ところで、マニフェストを読み比べていて、会社員時代のベンダ選定 −平たくいえば発注先業者の比較− を思い出しました。どの会社を選ぶべきか、情報収集してExcelで比較表を作った上で、各業者さんの営業マンに話を聞いたり、わからないところを問い合わせていました。

マニフェストも、池上彰さんみたいな人が各党を比較し違いを説明してくれて、その後に党首が短い時間で補足を行ってくれる番組があったらきっと見ます。細い指の女性と約束した、東京の夜景を見下ろしながらムール貝のワイン蒸しを食べられるレストランをキャンセルしてでも。

池上さん、こんな本書いていました。早速読んでみたいと思います。

「池上彰の政治の学校」


時間があり余って、暇つぶしにウェブサーフィンしてしまうようであれば、各党のマニフェストでも読み比べてみて下さい。おすすめは、偏見なく見比べることでしょうか。例えば公明党に対して「支持母体がちょっと…」という人もいるし、わからないでもないのですが、彼らと直接接したらいい人たくさんいます(必ずしも公明党を支持するという意図ではありません)。支持していない政党、評価していない政党のマニフェストを読まないと、「政治を語る」のではなく「自分を語る」だけになってしまいますから、そうならないためにはぜひ。

みんなの党
日本維新の会
自民党
民主党
共産党
公明党

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