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国の形骸化と、年収200万ノマドの悲惨な行く末

貧乏は、自由だという話が続いている

それはたとえば、貧乏でも出家して修行したりして、精神的な豊かさを得たりすれば、心は自由だろう。

心の自由と物理的な自由は違う。

アルキメデスは、さぞかし貧乏だっただろうが、すきな数学に没頭し、世界の歴史に残る人物になった。しかし、最後は残念な死に方をした。アルキメデスは製図器械を運んでいたところ、これを金目のものと見た兵士によって殺されたという。

兵士に踏み入れらたアルキメデスは、ちょうど床に図形を書いており、「私の図形をこわさないでくれ」といったが聞き入れられなかった。 物理できな力をもつ兵士のほうが強かった。

貧乏は自由という、清貧の思想は、どちらかというとこういう話に近い。

1. 物理的な自由を得られないから、または、物理的な自由を得ないでいいから、精神的な自由を得よう

というものだ。 これは、人と人とがネットでコネクトし、物理的に移動しなくても、さまざまな精神・言論活動ができる、インターネット時代に適している。 アタリが、バーチャルノマドが出現するといったのはまさにこのことだ。定住地にこもって、移動はできないものの、ハイパーに自由に世界を動く人への憧れはあるが、それが実現できないために、精神的な移動や精神的な自由をもとめて、ネットにコネクトし、サイバースペースのなかでの自由を謳歌する。またに、バーチャル民である。

僕は国という単位は形骸化すると思っている派。戦争起きたら日本のために戦わず、海外に逃げます。生活がヤバいレベルで苦しくなったら、物価の安い国に移動します。



というツイードがあったが、 国といったしがらみがなくなることを希望する一方、年収200万の人は、国から離れることはできない。戦争が起きた時、年収200万の人は、国内を離れることはできず、むしろ戦争に駆り出されることになる。

お金があるノマド民は、戦争がおきたらば、安全な土地に移動すればいい。他国の永住権もいくつか持っているだろうし、世界にいくつかに住居をもっている。だから、国がきな臭くなったら、海外に逃げることができる。バーチャルノマドが、戦争が起きた時に、逃げ込めるのは、ネットの世界だけだ。

国という単位は崩壊するかもしれない。 それは、超ノマド民にとっては、福祉や再配分でお金を不必要につかう国というシステムよりも、効率的なグローバル市場経済原理のほうが、都合がいいからである。

国という単位に保護され、定住し、ネットの世界でバーチャルな自由を楽しむのがバーチャルノマド民だ。彼らにとって国が崩壊し、国による、医療や教育、保険、再配分が受けられなくなると、苦境に陥る。大好きなネットもする余裕がなくなってしまうだろう。

もちろん、極端に年俸が低い人が海外に出られないわけではない。むしろ、年収0円の人は容易に海外に出られる。というより、人買い業者に買われて、ヤバイ国に輸出されてしまう。これからは自分たちの息子を戦場で死なせないと思う富裕層はゼロになる。戦争が起こると、かわりに雇われて、戦場で戦うのは、そうやって輸出されてきた仕事のないノマド民だ。かれらは、練度の低い、どうでもいい傭兵になり。正規軍の盾となり、不毛な戦争で消費される。正規軍ではないので彼らの記録は残らない。

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