NECの1万人リストラで退職強要された男性が記録した面談の一問一答。「間合い以外はほぼ再現した」というメモの一端を紹介します。
![]() (写真)大リストラをすすめているNECの本社=東京=港区 |
![]() (写真)電機・情報ユニオンとNEC&関連労働者ネットワークのNEC本社前宣伝=3月14日、東京=港区 |
上司 今の職場で今のまま業務を続けてもらうのは難しい。特別転進(退職)を真剣に考えてほしい。
男性 残って今の仕事を続けたい。
(以上の会話の繰り返しが続く)
□翌日、労組に相談する(役員が対応する)
役員 今回の面談はアドバイスをもらう場だ。自分に何が足りないのか、どうしてほしいのか、どうすれば今の職場で仕事を続けられるのか聞いてみればいい。
2回目(90分間)(労組の助言を参考に、仕事に対する熱意や決意などを伝える)
男性 自分に足りないところがあるなら直すから教えてほしい。
上司 この面談は自己研さんの場ではない。今の職場で仕事を続けてもらうのは難しい。
男性 辞めません。
上司 この面談はつまり一般的にいうリストラだ。(労使交渉の議事録らしいものを見せて)以上のことは組合とも合意している。
男性 組合には(特別転進など)拒否すれば残れると聞いている。
上司 残れると思うのは、あなたや組合の勝手だ。
男性 労使交渉の議事録も、素直に読めば残れると読み取れる。
上司 行間を読め。
(略)
男性 精神的に苦しいので、面談は今日限りでやめてください。
上司 理解が得られるまで面談はやる。
面談嫌なら業務拒否だ
3回目(40分間)
男性 組合に確認しました。
上司 どんなことだ。
男性 グループ内公募、特別転進(退職)、残留の三つの道がある。
上司 この職場で今まで通りの業務をお願いするのは難しい。組合の言うことは一般論としてはその通りだ。
男性 何度も言うように、私は会社を辞めません。
上司 今の職場で今まで通りの業務をお願いするのは難しい。
(略)
男性 特別転進には応募しません。会社も辞めません。この面談は苦痛なので、もうやめてほしい。
上司 この面談は業務の一環としてやっている。業務を拒否したと伝えておく。
男性 意味がわかりません。
上司 普通のミーティングとしてもやっている。いやだと言うなら業務を拒否したととらえるしかない。
男性 辞めろと言われることが普通のミーティングですか?
上司 辞めろとは言ってない。今の職場で今まで通りの業務をお願いするのは難しい。
男性 またその言葉ですか。辞めろと言っているのと同じじゃないですか。
◇面談の翌日、不安や不眠などの症状で初めて心療内科に行く。適応障害と診断される。







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