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上場企業が恐れるデスレポートとは?

昔『デスノート』という漫画がよく売れていました。名前を書かれると命を奪われてしまうという恐ろしいノートが登場する物語です。

最近、金融業界関係者の間で、「デスノート」ならぬ「デスレポート」が話題になっています。

私たちの記憶に新しいオリンパス事件。同報道により、第18回雑誌ジャーナリズム大賞を受賞したのが、『ファクタ』です。多少取材に荒さが目立つものの、カッティング・エッジなその取材力には誰もが一目置いています。かつては日本振興銀行が引導を渡され、つい先日もセラーテム社が上場廃止に追い込まれました。取り上げられた企業は、まるでアーチェリーのメダリストの標的になった鳩みたいに打ち落とされてしまうのです。

そして最近、死神は新たなデスレポートを私たちの手元に届けました。次のターゲットとして書かれていたのは、北尾氏率いるSBIホールディングス社です。
「SBIはロンドン在住の日本人資産家から融資を受けている」など、様々な角度から容赦なく地獄の鎌を振り下ろしています。

対するSBIは、矢継ぎ早に二本のリリースを出し、それらを否定しました。



上記、SBIの反論を一言で要約するならば、つまりこういうことです。
「腹に据えかねる」

SBI証券の利用者としても、同じ業界に身を置く者としても、同社の今後がどうしても気にかかります。顧客がたくさんいて、預かり資産も多く、会社の規模が大きい。それに昔、株ケータイも発売しました。何かあったら、きっとたいへんなことになる気がします。

先日、メルマガで【SBI大丈夫?】と題して配信しました。気が気ではないこの丁丁発止、どちらに義があって、どちらに分があるのか、まるでわかりません。ただひとつ言えるのは、月曜日の寄り付きから火曜日の大引けまでほぼ一直線に、5460円から5110円に350円安、6%以上下げてしまった、ということです。

デスレポートによって、夏の暑い夜が、ますます寝苦しくなっています。
枕を高くしているのは、部数が伸びているファクタの編集長と、空売りをした個人投資家だけでしょうか。

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