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人生の豊かさの基準は、「お金」ではなく「選択肢」があること

昨日書いたこの記事は、沖縄に興味を持っている人が多いらしく、何人かの方から早速コメントをいただきました。

沖縄について調べてみると、日本の都道府県の中で、平均の県民所得が20年間最下位だったことを知りました。所得金額で言えば、トップの東京の約半分です。所得で見れば、東京、神奈川、愛知、大阪といった太平洋側の県が上位に入っていますが、豊かさという尺度ではどうでしょうか?

ここで、考えなければいけないのは、豊かさとは何か?ということです。

私は、豊かさとは「選択肢があること」だと考えます。たくさんのチョイスがあって、それを自分で自由に選べる環境にどれだけあるかが、豊かさの基準ではないかと思うのです。

例えば、お昼ご飯を食べる時、食べるものが最初から決まっているより、選択肢がある方が豊かです。ステーキからかけそばまで何でも選べる人は、最終的には安いかけそばを食べるとしても、選択肢があるという点で、豊かだと言えるのではないでしょうか。

毎日の生活も同じです。やりたいことを自由に選択できる人と、やりたくないことを毎日選択の余地なくやらざるを得ない人。前者の方が、圧倒的に豊かです。

このように選択肢をたくさん持てる環境を作り出すために、必要なモノの1つが「お金」です。お金があると豊かになれるのは、お金をたくさん使うからではなく、お金を使おうと思えば使えるという環境にあるからです。

しかし、お金だけでは得ることのできない選択肢もあると思います。

沖縄に住んでいる人の話を聞くと、東京とは時間の流れが違うことに気が付きます。所得は低いかもしれませんが、物価水準も低く、経済的な格差は見た目の所得差よりも小さくなります。また物々交換で豊かな食材が手に入ったりすることもあるようです。東京にある高級レストランのような選択肢は、沖縄には少ないかもしれませんが、豊かな自然、新鮮な食材、のんびりとした生活といった東京では手に入らない選択肢もたくさんあります。

そう考えていくと、平均県民所得と豊かさは、必ずしも比例しないことに気が付きます。もちろん、お金がある方が選択肢を多く持てるのは事実ですが、お金で得られない選択肢が存在するからです。

お金は豊かさの尺度としてわかりやすいものですが、数字だけを追いかけると、間違った結論に陥る危険性があります。お金はあくまで「人生の手段の1つ」であり、目的ではないのです。

「選択肢」という観点から、自分の今を見つめ直してみる。もし、自分の人生を自分の思う通りに選択できていないと感じたら、経済的に恵まれた環境にいたとしても、自分の「豊かさ」を疑ってみるべきです。


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