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あなたが支払った消費税は税収にはなりません。私の小遣いになります

消費税増税やむなしと思っている、お人よしのみなさん、こんにちは。

これだけ国の借金があるんだから、消費税増税はやむを得ない?本気でそんなこと思ってるんですか?だってあなたが支払った消費税は、ちゃんと国に納められているとは限らないんですよ。消費税増税がイヤだから、増税バラマキ自公政権におさらばを告げ、多くの国民が民主党政権を選んだのに、まさか民主が自民と公明と談合し、実質、増税大連立内閣で強引に増税強行するなんて。

しかも増税に反対した小沢グループは、検察の冤罪によってイメージダウンさせられるという、とんでもない犯罪行為が堂々と行われた。さてそれはともかく、5%の消費税は2015年10月には10%と倍になる。消費税が倍になって、みなさんの社会保障が充実したり、年金破綻が防がれたりするわけではなく、借金が減るかといったら、はっきりいってその程度では焼け石に水だろう。それでも一部の律儀な国民は、「こんな財政状況だからやむを得ない」と増税を許容する。

しかしあなたが支払った消費税は国に支払われず、消費税をとったお店が猫ババしているかもしれない。

しかもその猫ババは合法であるということをご存知だろうか?消費税を納めなければならないのは、売上高1000万円超の事業者だ。つまり1000万円以下の事業者は、消費税を納めなくてもいい。ところが売上高1000万円以下の事業者も、みなさんに消費税を請求して商売している。「えっ、税金払わないのに、なんで消費税請求しなきゃいけないの?」と思うかもしれないが、
1:消費税請求するのが決まりだから
2:売上が1000万円超えるかは、1年たってみないとわからないから
という2つの理由からだ。

わかりやすい例をあげよう。

みなさんが近くの個人商店で買い物をしたとしよう。総額1万円の買い物をしたら、5%だったら1万500円だが、10%になったら1万1000円になる。1000円分は消費税分だ。しかしこの個人商店の年間売上高が1000万円以下なら、客からとったこの消費税は納める必要はない。堂々と合法的に消費税として客からとった金を、自分たちの所得にできるのだ。私が編プロに勤めていた頃、外注のデザイナーやカメラマンやライターは、消費税を請求してくる人とそうでない人がいる。

でもフリーランスで売上高1000万円に達するのは、結構ハードルが高い。だって月間で計算したら月給83万円の収入だ。ここまで高給をとれるフリーランスは、なかなかいないだろう。

でもそれでいいのだ。例えば純粋なギャラの総額が800万円だったとする。

そこで消費税5%を請求すれば40万円プラス。10%になるとなんと80万円!も所得が増えるのだ。会社からフリーランスに消費税として払った80万円は、国に納められることもなく、その人の収入になる。実は私もフリーになって同じような状況だ。今までは会社に勤めながら、個人の仕事もしていたので、税務処理が面倒になると困るので、消費税は請求しないでギャラをもらっていた。(ただ一部の支払い先は、すべての外注に、消費税を支払うのが決まりになっているところがあり、消費税上乗せで支払ってくる会社もあった)でも今年からフリーになり、しかも消費税増税となれば、万が一、消費税を請求せず、年間売上高が1000万円超えてしまったら、そこから自分で消費税を5%なり10%なり、支払わなくてはならない。

多分超えないけど、どうなるかわからないから、これは恐ろしいリスクだ。ましてや1000万円以下だろうが何だろうが、請求してもいいことになっているのであれば、(というか請求しなければならない、という言い方が正しいのかも)消費税を請求した方がいいだろう。例えば、私があなたから自伝を書いてほしいと頼まれ、仮に100万円のギャラをもらうとする。(実際にそんなにかかるとは思えないが便宜上)あなたは私に依頼し100万円で書いてもらえると思ったのに、請求の段階になってあなたは驚くわけだ。「えっ、110万円?!100万円って言ったじゃないか!」と。でも私は事業者として消費税を請求しなければならない。5%なら5万円で済むが10%となれば10万円にもなる。10万円も増えると客も相当な負担になる。

でも法律でそう決まっているのだから仕方がないと、あなたは私に消費税10万円を払う。しかし私の年間売上高が1000万円いかなければ、あなたの払った消費税10万円は、社会保障費なんかに回されるわけもなく、国の借金返済のために回されるわけでもなく、私が10万円分、丸儲けしたことになる。こんなこと、許せるだろうか?でもどうしようもない。私も請求しないわけにはいかない。だって1000万円超えたら、それは払わなくてはならないのだから。

でも1000万円超えなければ、みなさんが消費税として払ったお金が、社会保障費ではなく私の遊ぶ金になると思ったらどうだろう?まったくおかしな制度だ。消費税はこういう問題を抱えている欠陥の多い税金。

まあもちろんこうした益税を減らすために、売上高が1000万円まで引き下げられたので、それほど多くはないと思うが、私や私の周囲にいるクリエイターのフリーランスは、1000万円以下が多いので、この手の消費税猫ババ問題はよく話に出るので、みなさんに紹介した。でも、ということはだ。

サラリーマンが消費税増税から自衛するには、会社の正社員ではなくフリーランスの契約に切り替えれば、毎回給料に消費税分10%を請求できることになる。そうすればこの先、消費税が20%になったとしても、給料も20%増えるということか。(まあそううまくはいかないと思うが)ちなみに消費税は圧倒的に滞納が多い税金。平成22年度の新規発生滞納額は6836億円だが、そのうち約50%が消費税の滞納だ。

・新規発生滞納額内訳源泉所得税:702億円申告所得税:1265億円法人税:1025億円相続税:434億円消費税:3398億円その他:13億円データ元http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/sozei_taino/index.htm
所得税や法人税の3倍もの額が支払われていない。

さらにこれに加えて、やれ軽減税率だ、住宅は免除してくれだ、低所得者には現金を還付するだなんてやっていたら、その手間だけで莫大な税金がかかる。もちろん完璧な制度の税金などないとは思うが、ころころ税率が変わって、税務処理の負担が増えることとか考えると、もっと別な増税を考えるべきではないか。しかしそれにしてもまったく意味不明の消費税増税法案成立。野田民主と谷垣自民は増税法案が成立したら、国民の信を問うため解散すると密約したらしいけど、増税法案成立した後、国民に何の信を問うのか。問うなら増税前に解散して信を問うべきだろう。

・消費税増税をわかりやすく解説
http://kasakoblog.exblog.jp/9668307/
・消費税増税で日本は真のエコ社会になる!
http://kasakoblog.exblog.jp/18206580/

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