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一番問題なのが自称インテリ層を中心とする文楽の取り巻き。文楽は大切だ!としか言わず、観客を集めるプロが文楽の周囲にいない - 2012年07月29日

文楽について素朴な疑問をぶつけると、いわゆる自称インテリ層が、文楽のことを分かっていない!!伝統芸能を分かっていない!!と来る。首長や行政マン、そして自称インテリ層は文化音痴という批判、この言葉が一番嫌なんだね。だから文化は大切だ、文楽は重要だとしか言わなくなる。

これが文楽に観客が集まらなくなった最大の原因。僕は文楽には素人かもしれない。しかし文楽界も観客を集めることには素人だ。劇場も、文楽協会も、技芸員も文楽自体の玄人だろうが、観客を集めることに関しては素人。そして税の補てんを受けるので、誰もその責任を負いません。

一番問題なのが自称インテリ層を中心とする文楽の取り巻き。文楽は大切だ!としか言わず、観客を集めるプロが文楽の周囲にいない。役所もそう。http://t.co/oSKiTyXY文楽公演の問題点を、コンサル的に分析したものがこちら。結論として演出・プロデュース機能の欠如ということ

税を使わないのであれば、文楽素人の僕が口を出す必要はないし、出しちゃいけない。文楽界の価値観・考えで公演をされたら良い。しかし今回は税の投入の問題である。そして観客を集めるという文楽振興の観点で税を投入している。そうであればその目的を達しているかどうかを市長として見る必要がある。

文楽を守れ!文化は大切だ!と言って、これまで通りの予算をそのまま付けるのは簡単。前平松市長もその言葉を言うだけで、具体的に文楽振興のために何をやったわけでもない。そんなの市長の仕事じゃない。なぜ振興しないのか、どこに問題点があるのか、そのための対応は何か。

自称インテリ層は文化音痴と言われるのを恐れて、今の問題点の本質に迫る意見を言えないので、だからこそ市長がはっきりと言わなければならない。朝日新聞の記者も指摘していたが、文楽協会の態度振る舞いが本当に技芸員のためになっているのかと認識し始めたようだ。

僕は文楽界側と公開の意見交換を求めている。これは税の使い道をチェックする上で重要。しかし公開を渋っているのが文楽協会ではないのかと朝日新聞記者の指摘があった。こういう問題点も、これまでは誰も表に出さなかった。僕が補助金問題で問題提起しても、文化を破壊するな!との批判しか起きない。

税を使わないなら僕がとやかく言うことではない。文楽界の思う通りにされることに問題はない。むしろ文楽素人の僕が口を挟むのは失礼だ。しかし、世間の感覚からしたらびっくりするぐらいの多額の大阪府税、市税が文楽振興の名の下に投入されるから、そのチェックをさせてもらっている。

文楽界は、僕に文楽をもっと勉強したら、と来る。しかし文楽界は、観客を集める勉強をもっとすべきだ。古典は重要だろう。しかし新規の顧客を集めるのに最初から古典を押し付けるのは、観客を集める方策としては素人だ。まずは入りやすいところから攻めて、文楽の面白さを知ってもらう。

観客も徐々に面白さをしってから、そこから真の古典に興味を持つだろう。古典は本質。素人がいきなり本質を理解するのは困難。物事何でもそうだ。ある程度、その物事に親しんで、では本質は何のかに迫る。文楽は、今、順序が逆になっている。なぜそうなるのか?客を集めなくても収入が確保されるから。

結局収入保障が全ての元凶。劇場も、協会も、技芸員も客を集めなくても収入が保障される。だから自分たちの考えだけを押し通す。観客を集めるプロになれないし、勉強もしない。古典を知ってから文楽を観に来いでは、観客は増えないだろう。文楽界は、観客を集める勉強をすべきだ。

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