記事

監視され、検証されるマスメディア

1/2
マスコミへの信頼が崩れ始めてきているように感じます。なにか背景に私たちの想像できない力が働いているのか、あるいはマスコミの奢りなのか、たんに経営状況が悪化し質が劣化してきただけなのかはわかりません。

いや、インターネットを通して、マスコミの取材のあり方や、記事の質についてチェックが入り始めたからこそ、それまでは見過ごされていたことが表面化しはじめているのかもしれません。

マスコミの怖さを見せつけられたのは、なんといってもライブドアや村上ファンドの強制捜査、逮捕をめぐっての報道でした。検察と一体になって捕物劇を見事に演出し、見事に悪人をつくりあげました。

いまでもライブドアの堀江さんを裁く権利があったのは、検察やマスコミではなく、株主であり、またビジネスそのものの成果であったと思います。株主に利益が還元され、またビジネスが成功すればよかったし、そうでなければ市場が裁いたはずです。「正義」が振り回される時代には底知れない怖さがあります。

堅い話は抜きにして、別にマスコミ報道を検証しようというのではありませんが、この間、ブログでマスコミ報道への批判が続いていたので、ピックアップしてみました。

最初は森元首相のブログでの記者の取材姿勢に関してのものです。ブロゴスにでていました。

政局ばかり… - 森喜朗ブログ - BLOGOS(ブロゴス) :

前原外相が、プーチン元大統領との親交が深かった森元総理にロシア問題で教えを乞うために訪れた件で、記者の人たちが質問するのは政局絡みのことばかりだったそうです。森元首相も「腹立ちを通り越して、あきれてしまいました」ということで、政局を煽るネタ探しに躍起になっている確信犯的取材の様子が伝わってきます。

こちらはフリージャーナリスト上杉隆さんのダイヤモンド・オンラインの記事です。

小沢氏元秘書への“立証の対象にしない裏献金”とはどういうことか?大手メディアの情報操作を検証する|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン :

「検察側」と「検察官側」で違いがわかりますが、巧妙に使い分けられていること、記載されていた献金で立件の対象となっていないものをあえて「裏献金」と書いていること、検察の捜査はすでに終わっているにも関わらず、まだ続いているように感じさせる書き方などが指摘されています。

しかし、もっとも目を引いたのは、読者アンケートなのでバイアスがあるとしても、新聞やテレビの政治報道への信頼性に関するアンケート結果です。なんと「まったく信用していない」が最も多く、「かなり疑っている」と「半信半疑」を合計すると9割を超えています。

投票に参加した人の人数がでていないので、信用していない人も結構多いという程度で見ておいてください。

「新聞・テレビの政治報道を信用していますか?」

三つ目が、ブロゴス記事の常連であるブログ『永田町異聞』さんのこの記事です。

予算案賛成の小沢氏に関する朝日の奇妙な記事 - 永田町異聞 - BLOGOS(ブロゴス) :

こちらは朝日新聞の蔵前記者の記事に関してで、その記事が蔵前記者の観測なのか、誰かに取材した結果を書いているのか、あるいは小沢さんに取材した結果なのか、「二つの主体(人間)が入り混じり、誰がどの位置から見ているのか、視点がぼやけ、誤ったイメージやメッセージを送る」ことになってしまっていることを検証されています。

記事の書き方の旧態依然とした習慣や伝統も、そろそろ変えるときが来ているのではないか。たまたま目についた蔵前記者の記事をとりあげたが、新聞界全体で取り組むべき課題である」と締めくくられていますがその通りだと思います。

トピックス

ランキング

  1. 1

    加計と今治市の補助金巡る泥仕合

    田中龍作

  2. 2

    日大広報は正論 TV取材は非効率

    安倍宏行

  3. 3

    加計の面会否定は安倍擁護ありき

    猪野 亨

  4. 4

    安倍政権が保つ支持率3割の裏側

    紙屋高雪

  5. 5

    日大の加害者を賞賛する声に疑問

    赤木智弘

  6. 6

    ユニクロ元社員が内情を実名暴露

    文春オンライン

  7. 7

    安倍政権支持はマスコミにも責任

    小林よしのり

  8. 8

    内田前監督が居座る日大の異様さ

    NEWSポストセブン

  9. 9

    日大 80億円守るため否定発言?

    PRESIDENT Online

  10. 10

    内田樹氏「安倍政権は戦後最悪」

    『月刊日本』編集部

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。