記事

6時間労働で午後3時に定時退社。そんな会社は、果たしてうまくいくのか?

日経ビジネス5月26日号は、楽天とアマゾン、行列ができる賃貸マンションの秘密、パレスホテルの眺望問題、トクホのコーラ、2030年のアジア・・・と注目記事が盛りだくさんでしたが、もう1つ注目したのは、労働時間6時間で午後3時に退社できる働き方を導入したスタートトゥデイの取り組みでした。

スタートトゥデイとは、アパレル専門のネット販売「ゾゾタウン」の成功で、今注目されている企業です。ネットで洋服は売れないという常識を覆し、衣料品販売に革命を起こしたと言われる会社が、今度は働き方の革命を起こそうとしているのです。

新しい仕組みでは、朝9時に始業で午後3時に終業。その間6時間は昼休みもなくずっと働き、夕方の時間は、自由になります。お昼の1時間が無い、というのも常識破りで驚きますが、3時に会社が終わるというのもかなりインパクトがあります。

この会社は以前は8時間労働だったのを7時間半に短縮。そして、今回一気に6時間に減らそうとしているのですが、果たして労働時間を短縮して業績は悪化しないのか?そんな心配があると思います。

労働時間短縮のため、社内資料は簡素化、長文メールは廃止、口頭で伝えられるものは口頭で、といった効率化を進めているようですが、何より大きいのは社員のモチベーションではないかと思います。6時間労働で午後3時に仕事が終われば、夕方の時間を有効に使えます。このメリットを失いたくないと思えば、業績を悪くしないように必死に働くはずです。

スタートトゥデイには、人事考課制度が存在しないそうです。上司と部下がコミュニケーションできていれば、指数化するような制度は必要ないという考え方だそうです。そして人事部さえ存在しないのです。社員同士を親友のように信頼関係で結び、一緒に働く。「マグロ船」で釣れたマグロは船員全員で平等に分けるという考え方のようです。

長時間労働で、社員がお互いに競争することで、会社に成果もたらそうという今までの常識から離れたまったく新しい労働環境。

新しい取り組みはチャレンジです。みんなで一緒に集中して生産性を上げるという試みが果たして業績に反映できるのか?これからの日本人の働き方を考えるケーススタディとして注目したいと思います。

あわせて読みたい

「ビジネス」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    価格破壊QBハウス 値上げは責務

    自由人

  2. 2

    ボクシングより酷い競技団体の闇

    メディアゴン

  3. 3

    阿波踊り強行で踊り手自滅の恐れ

    AbemaTIMES

  4. 4

    阿波踊り強行 3者利害錯綜の結末

    おときた駿(東京都議会議員/北区選出)

  5. 5

    自民議員 サマータイム2年案に喝

    船田元

  6. 6

    前原氏「石破氏何をしたいのか」

    AbemaTIMES

  7. 7

    慰安婦問題めぐり元日本兵が証言

    AbemaTIMES

  8. 8

    経営能力ない大塚家具のシナリオ

    ヒロ

  9. 9

    ネットで散見されるダメな批判例

    常見陽平

  10. 10

    自民議員の酷い夏時間案が話題に

    キャリコネニュース

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。