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ジェンダーと政治、フランスの新内閣は半分が女性アメリカでは同性婚が大統領選の争点に

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女性がなかなか政界進出しにくい国というとアメリカもそうです。アメリカの下院における女性比率は16.9%でしかなく、ヨーロッパとは違いクオータ制に消極的です。逆に、女性兵士を増やしたり、軍隊において女性が出世したりすることには熱心に取り組むお国柄です。つまりは女性も「男性のように」振る舞うことが称揚される政治文化が強いのですが、しかしながら注目すべき動向として、オバマ大統領が今月になって同性婚を支持する発言をしたことがあります。

 アメリカでは州ごとに婚姻に関する法律が異なり、現在同性婚はマサチューセッツ州やニューヨーク州など一部でのみ認められています。世論調査によるとどうやら賛否は拮抗しているようですが、若い世代や民主党支持者、黒人層では支持の方が上回っています。保守層は同性婚に大反対の立場を取っていますが、オバマ氏にとってそこはそもそも票田にならないため、同性婚支持を表明しても失うものは少ないわけです。むしろ若者やリベラル層の支持が回復するのであれば、得るものの方が大きいことになります。

 同性婚といえば、アルゼンチンが2年前にラテン・アメリカで初めて合法化しています。今年になりジェンダー・アイデンティティ法が可決し、性転換手術を受けずともジェンダーを変更できるようになり、逆に手術やホルモン治療を受けたい人は公的・民間保険でカバーされるようになりました。日本の場合、性同一性障害の人たちは性転換をすれば戸籍上の性別変更は可能ですが、アルゼンチンの場合は性別を確定せずトランス・ジェンダーのまま生活してゆくことを保障している点で、日本の制度とは決定的に異なっています。

 世界を見渡すと、いろいろな事が起きているのですね。それにしても日本の変化、遅すぎませんか? 閉塞感が漂うのは震災や不景気のせいだけではないはず。政治の力で社会を人々にとってより生きやすい方向に変えていこう、という気概そのものが失われている気がしてなりません。

 もっと自由に生きられる社会であってほしいな。そのためには、世の中のジェンダー規範からはみ出す人たちが自由を感じられることは、とても大切。寛容の精神を失った社会は誰にとっても窮屈なものだから。

茶園 瞳 HITOMI CHAEN/大学教授
金環日食、見えましたか? うちは自宅からばっちり見えました!本当は星とか天体とかには全く興味ないのですが、子どものために専用グラスを用意し、早起きして準備。小さくしか見えませんでしたが、わずかな間に太陽がどんどんと欠けていき、やがて金環日食が現れると、やはりちょっと感動でした!

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