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いじめっこの肩を持つ日経と朝日

 マスゴミという言い方が流行るこのネットの世界ですが、率直に言えば、私はそんな言い方は好きではありません。というか、このネットの世界も、スポンサーがもっと付くようになり、そしてテレビ並みに大きな影響力を持つようになれば、いずれ似たような運命を辿るのではないでしょうか。

 しかし、それにしても、日経と朝日の社説の中身はなんたることか!

 お読みになりました?

 先ず、日経の社説。

 「都が尖閣を買うのは筋が違う」(4月19日)

 ・都が買うのは筋が違う。本来であれば国が買い、管理すべきだ。

 ・中国は領有権を主張し、日本をけん制している。

 ・安全保障は国が責任を負う分野だ。

 ・都民の税金を使って購入しても、都民にどんな利点があるのか。

 ・中国と領有権争いを抱えている印象を世界に広めるのは得策ではない。

 ・ワシントンで電撃的にこの話を発表した石原知事のやり方には違和感が残る。


 次は、朝日の社説。

 「石原発言は無責任だ」(4月18日)

 ・知事は中国に四の五の文句など言わせるものか、という態度である。

 ・中国の対応を不快に思ってきた人々の留飲を下げる効果はあるだろう。

 ・これは東京都の仕事ではない。

 ・日本人が上陸しただけで反発してくる中国のことだ。問題はいっそうこじれるだろう。

 ・自治体の長の石原氏に、領土が絡む問題を解決する手だてはない。政府の外交に悪影響を与えることを承知で大風呂敷を広げるのは、無責任。

 ・中国側の対応にも自制を求める。

 ・日中両国民がお互いに批判しあって、何か得るものがあるのか。

 ・体制が変わったばかりの北朝鮮への対応でも、日本と中国との連携は欠かせない。

 ・都民の税金を使って島を買うことの説明がつくか疑問。

 ・税金を使って選挙向けのパフォーマンスをしているようにも見える。

 ・東京都よりも外交を担当する政府が所有する方が、まだ理にかなっている。

 
 さあ、如何でしょう?

 私は、朝日だから‥とか、日経だから‥とか、というように、レッテルを貼って判断するようなことはしたくはありません。問題は、何を言っているかなのです。

 先ず、特に朝日に関して言えることは、石原氏は何か法律や倫理に触れるような悪いことをしたのか、ということなのです。決してそんなことはありません。ただ、日本の国民として、或いは一政治家として、或いは東京の知事として、できる範囲で責務を果たそうとしただけの話なのです。

 そして、両紙とも、他国の領土を自分のものだと言い張る中国に対して、それほど非難する姿勢がないのが大変気になるのです。朝日などは、ただ「自制を求める」というのみ。自制を求めると言うだけで、相手が言うことを聞く国かどうか、そのくらいの想像力が働かないのでしょうか?

 結局、両紙とも、中国を刺激しない方が何かと日本にとっては得だというだけなのです。

 私、思うのです。日本人の圧倒的多数が、中国に恩義を感じ、また中国に対しては、多少無理なことを言われたりされたりしても、中国に嫌われないことを優先したいというのであれば、それならそれも一つの生き方であるでしょう、と。

 つまり、ある男性を好きになったある女性が、男のいうことに半信半疑ながらもお金を貢ぎ、また、
返すと言った筈のお金をその男がたとえ返すことがなくても、それならそれでいいではないかと女が思うことも理解できるのです。

 では、日本人の多くがそんな感情を抱いているのか? 日中両国の平和を維持するために、島の一つや二つくれてやってもいいと思っているのか?

 決してそうではないのです。それどころか圧倒的多数が、領土を守りたい、と。

 では、主権者の国民がそんような思いを抱いているのだとすれば、それを実現するのが政府であり、政治家の責任ではないのでしょうか。また、その国民の思いを代弁するのが新聞社の務めではないのでしょうか?

 さて、両紙とも、外交は東京都の仕事ではなく、政府の仕事だと主張するのです。

 そんなこと、石原知事でさえ、また我々国民だってちゃんと分かっているのです。しかし、政府が
やるべきことをやらないので、一石を投じているだけの話です。何も、貴重な都民の税金を好き好んで浪費しようというのではないのです。

 それに、仮に尖閣に日中の昔からの交流の様子を紹介する展示館でも建設し、そこに内外から多数の観光客を集めることに成功でもすれば、東京都は、その事業で大儲けすることも十分にあり得るのです。

 だって、そんな展示館が尖閣に建設され、誰でも見学することができるようになれば、一度訪れたいと思うでしょ?

 それから、都が買うのではなく、国が買うべきだという主張も少しおかしい。

 問題は、国が買うべきだとか、個人の所有にしておくのが適当ではない、ということではないのです。所有形態は個人のものであったとしても、それを国が責任を持って守る姿勢が大事だということなのです。

 今は確かに国の所有にはなっていないものの、国は島を借り上げて民間人が上陸できない体制をとっているのです。しかし、そのこと自体がおかしいのです。何故日本の領土である島に日本人が上陸することを認めないのか? 結局、中国を刺激しないことだけを考えているのが日本政府の態度であるのです。だから、その姿勢を改めない限り、島が国の所有になっても根本的な解決にはならないのです。

 ある子供が公園で凧を上げて遊んでいました。その子供が紙と竹ひごで作った貴重な凧であるのです。凧が空高く上がり、大変うれしそう。すると、隣の家の金持ちの子供がそばに来て、その凧をよこせというのです。その凧は本当は自分のものだ、と。

 さあ、お金持ちの子供から無理難題を言い渡されたその子供は一体どうしたらいいのでしょう?

 折角自分が苦労して作った凧を渡した方がいいのか? 渡さないと少し怖い気もするのです。それに、言うことを聞かないと、お金持ちの親が自分の親に何を言うか分からない。

 しかし、何故自分のものを何の理由もなしに放棄しなければならないのか?

 どうしたらいいか分からないので、学校の先生に相談すべきなのか?

 さあ、如何でしょう?

 朝日や日経が言っているのは、学校の先生や友達に悩み事を相談するのは、問題を大きくしてしまうから止めた方がいいと言っているのです。隣の家はお金持ちだから、刺激したら損ですよ、と。

 朝日に言いたい。朝日新聞が中国に掛け合って、中国が、尖閣は中国のものだと二度と言わないと確約をとってくるというのであれば、朝日の言い分を認めましょう、と。

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