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原発が絶対にだめな理由と、なくても良い理由

世に絶対というものはなくて、原発がだめなら新幹線も絶対安全ではないなどと言う人がいる。だから原発が絶対にだめである理由を述べてみる。

どんなに津波対策をしようと予備電源の準備をしようと、原発が絶対安全にならないことは、誰にでもすぐわかる。千年に一度の大地震・津波に備えても、万年に一度の地殻変動は想定外だろう。構造をいくら堅牢にしたところで、大型のミサイルや隕石の落下に直撃されたら破壊は免れまい。原子炉の爆発は大量の放射性物質を拡散させ、地表を人間の居住不能にする。自然界には存在しない高濃度のウランやプルトニウムを作り出して使っている間は、その不安から逃れることができない。それは核エネルギーに伴う固有の問題だから、他との比較は意味がないのだ。

だから安全に暮らすためには、技術力を結集して核エネルギー源を人間の生活空間から遠ざけ、封印するより他に選択肢はありえない。

原発がなくてもよい理由は、これまた単純明快で、電気は原子力がなくても作れるからである。間もなく日本の稼動原発はゼロになるが、その状態で夏を乗り切れれば、脱原発が「やればできる」ことが早くも証明される。原発が稼動しないと電気のない真っ暗な生活になるなど悪質な恫喝をする政治家がいるが、彼らは要するに人間の安全を経済問題の下位に置きたい人々なのだ。

核エネルギーを他で代替できないものとして最後まで残るのは、結局は核兵器ということになる。軍事大国のアメリカの優位は、核兵器を全廃しても変化しないだろう。だったら核兵器の全廃は、アメリカを含む全世界の安全につながる。現にアメリカ国内でもそのような論調が出ていると聞いている。核の廃絶は、民生も軍事も問わず、人類の未来を安全にする自明の道になる。

核の時代は人類にとって一時の迷夢であったと未来の歴史に書かれるように、私は行動したいと思っている。

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