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雑感@中国人船長釈放

僕が二十歳の頃、初めて海外旅行に行った先はインドだった。

友人とホテルに入る時、従業員にチップを要求されて、まあお世話になるからと払った僕のところには、翌日からも理由をつけてはしつこくたかりにきた(しかも、金額が上がる)。断った奴のところには二度と来ない。それやこれやを通じて、バックパッカーとしてユーラシア横断する頃には、主張しないと徹底的にカモにされるのだということを肌感覚で理解していた。良し悪しでは無くて、一部の先進国以外ではそういうルールになっているのだから仕方ない。

もっとも、たいがいの日本人もそんなことは百も承知だろう。総会屋にお金払えば、来年はどうなるか。不良にカツ上げされてお金出したら、次に会った時にどうなるか。駄々っ子のおねだりに負けてオモチャを買い与え続けたら教育上どういう影響があるか。誰だって知っていることだとは思うが、日本にとって不幸なことに、そういう人間関係のイロハを知らない人たちが政権に居座ってしまっている。

とりあえず、これで平和憲法など何の役にも立たないという事実がはっきりしてしまったわけだ。ご利益がないとばれたわけだから、平和憲法を拝む信者は減るだろう。逆に、いち早く日本支持を打ち出した米軍神社は参拝客でにぎわうはず。

もっとも、米軍という柵がより強固になったらなったで、平和憲法はその中で箱庭的に栄えるかもしれない。今までそうだったわけだし。そういう「柵と箱庭のダブルスタンダード」をどうするか、というか「柵を低くしたうえで箱庭をもうちょっと現実的なものに直しましょうね」というのが鳩山さん以降の民主党の外交スタンスだと思っていたのだけど、今回の流れを見ていると、どうもそこまで深くは考えていないようだ。

とりあえず今確実なことは、市民運動出身が売りの総理と全共闘OBの官房長官は、過去20年でもっとも日本を保守化させたコンビとして、歴史に名を残すだろうということだ。

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