記事

君が代斉唱を強制する不敬な人びと

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「やはり、強制になるということではないことが望ましいですね」

(平成16年10月28日の園遊会で、米長邦雄(当時東京都教育委員会委員)が「日本中の学校にですね、国旗を挙げて、国歌を斉唱させるというのが、私の仕事でございます」と言った際の今上天皇のお言葉)
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以下のようなニュースがあった。

国歌斉唱「口動いてない」教員、校長がチェック

 大阪府立和泉高校の卒業式で、国歌斉唱の際、教職員が本当に歌っているかどうかを、校長が口の動きで確認していたことがわかった。
 口が動いていなかった教員のうち、1人が歌わなかったと認め、府教委が処分を検討している。国歌起立条例を提案した地域政党・大阪維新の会代表、橋下徹・大阪市長は「服務規律を徹底するマネジメントの一例」と絶賛。しかし、その徹底ぶりに反発もある。
 同条例の成立を受け、府教委は府立学校全教職員に、起立斉唱を求める職務命令を出していた。和泉高の中原徹校長によると、今月2日の卒業式では、教頭らが教職員約60人の国歌斉唱時の口の動きをチェック。その結果、3人の口が動いていないとして、個別に校長室に呼び、1人が「起立だけでいいと思った」と不斉唱を認めたという。(読売新聞 3月13日(火)7時52分配信)

これを読んだ瞬間、私はこの和泉高校の校長、あるいはその友人であるという大阪市長は、いったいぜんたいなんという不敬な連中なのだろうと目が点になり、頭がクラクラした。
その理由は他でもない。今上天皇が冒頭に掲げた通り、君が代の斉唱は強制しないことが望ましいと表明されているからである。

私はもうこのブログでは再三再四表明している通り、今上天皇を心より敬愛し、尊敬している者である。
その今上天皇が、望ましくないとおっしゃられていることを強制するということは、すなわち不敬であり、反天皇行為である。
今上天皇主義者である私は、これを断じて許すことはできない。

そもそも──。
かねて今上天皇は日本国憲法を遵守することを表明されており、その憲法には、思想・信条の自由が明記されている。

私は今ここで日本国憲法の良し悪しを論ずるつもりはない。
なぜなら現に憲法は存在しているのであって、不備があれば手続きに則って改正をすればいいだけの話だからだ。
しかし、存在するものは守らなければならず、そして今上天皇は日本国の象徴として「遵守する」とおっしゃられているのである。

ひょっとしたら陛下ご自身も「国民全員、君が代を歌うべし」と心の底では思われているのかもしれない(あくまで仮定の話)。だが、憲法に思想・信条の自由が明記されている以上、それは強制できないというのが陛下のお立場であろう。

そういう陛下のご心情をまったく無視して、口が動いている動いていないなどというまったくの些事、表明上の行為をチェックするというのは、繰り返しになるが、不敬中の不敬行為である。

「ではお前さんならどうするんだ?」という問いがあるかもしれない。
一応、それに答えておくと(ちなみに教員免許は持っている)、私は起立しないし声を出して君が代を歌うことしない。
しかし、着席しつつ口は閉じていても、心の中では今上天皇と皇后陛下のご尊顔を思い浮かべて最大級の音量で君が代を歌うのである。
なぜなら私は心の底から両陛下を敬愛しているからである。
表明上だけ口パクしている人たちとは心根が違うのである。

君が代は、千代に八千代に
さざれ石の巌となりて
こけのむすまで

私は今上天皇の精神が、「千代に八千代に こけのむすまで」続いて欲しいと心の底から願っているのである。
したがって、「君が代」を万年単位にわたって放射能で汚すだけ汚した東京電力もまた、歴史上、最大の不敬集団として、断じて許すことはできないのである。

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