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スタンディング・デスクが「職務遂行能力を向上」=英研究

AFP

英ラフバラ大学の調査チームが行った新たな調査で、仕事中に姿勢を変えて作業できるスタンディング・デスクが、職務遂行能力を上げる可能性があることが明らかになった。調査結果は10日、医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に発表された。

調査は、英国民保健サービス(NHS)の職員を対象に実施された。職員は新しいスタンディング・デスクを提供され、仕事を立って行う目標時間を設定した。

1年後、スタンディング・デスクを使った職員は、使わなかった職員と比べ、座っている時間が1日あたり1時間以上短縮されたことがわかった。

立ち姿勢でも仕事ができるスタンディング・デスクを使い、座っている時間を短縮できた職員は、疲労感が少なく、より集中できるとも語った。

英中部レスターのラフバラ大学と同地域の専門家が主導した調査チームは、主にデスクワークのNHS職員146人を評価した。

77人には介入群として、昇降式デスクとも呼ばれる高さ調節が可能なワークステーションを与えた。残りの69人は、通常のデスクでの作業を続けた。

調査チームは、調査開始時、3カ月後、6カ月後、12カ月後に、座った姿勢での作業時間を測定した。

調査開始時、スタンディング・デスクを使った職員1人あたりが座っていた時間は合計で1日9.7時間だった。

実験を続けていくうち、座っている時間は3カ月目で1日あたり50.62分短縮され、6カ月目で1日あたり64.4分、12カ月で1日あたり82.39分、それぞれ短縮された。

BMJに発表された調査結果によると、昇降式スタンディング・デスクを与えられた職員は、筋骨格系の問題が改善したとも報告された。

実験参加者が記入した質問表からは、昇降式デスクを使用した職員は不安が軽減したことがうかがえ、また生活の質が改善したとも記されていた。しかし仕事に対する満足度、認知機能、病欠に関しては、目立った変化は見られなかった。

健康面での効果

これまでの医学研究によると、常に座った姿勢でいると健康を害することが示唆されている。心臓血管の問題を抱えたり糖尿病にかかりやすくなったりする可能性があるという。

英国心臓基金が2015年に行なった調査で、平均的な人は、会社にいる9時間のほとんどを座って過ごしていることが分かっている

しかし世界のどこでも同じというわけではない。

昇降式デスクが一般的なスウェーデン、そして2014年からはデンマークでも、雇用主は従業員に昇降式デスクを提供するのが義務となった。

とはいえ、今回の調査の著者らは、長期的な利点についてはより多くの研究が必要だとしている。

(英語記事 Standing desks 'boost work performance'

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