為替千里眼、欧州タイムからはいよいよ本格的にドル円が80円台を回復し、ドルブリッシュの展開が先行しておりますが、やはりギリシャへの第2次支援承認後の動向は結果売り的なセンチメントが強く、承認決定後も期待値よりか、今後迎える様々なハードルに対する懸念の方が台頭しているような状況です。
具体的な懸念材料としては、実際の融資実行までにはギリシャが緊縮策の実行が条件となっていること、PSIにおける自発的参加が確保されるか不透明であること、さらには緊縮策実行の誓約書を提出したギリシャ主要政党の2党が、4月に予定されている総選挙で過半数を確保できない可能性があること、今回の第2次支援についてドイツやオランダで議会承認が得られない可能性があることなど、様々な懸念が台頭しているのが実情です。
独議会では、27日に支援策が承認される見通しとなっているようですが、既に独国内でも「第3、第4の支援が必要になる」との見方を強めており、
ユーロの下値リスクは依然として払拭し切れていないところです。
さて、ロンドンタイムでのBOE議事録にはすっかり面喰らってしまったというのが本音ではありますが、結果的には投票数7-2で500億GBPの追加資産買取を決定、
うち反対票の2票はともに750億GBPとより大きな資産買取を主張していたということで、これまでの流れに反した結果となったのが実情であります。
市場は言うまでもなくポンド売りに傾斜し、1.58Lowから1.57割れまで100p超の急落となった訳ですが、ハト派のポーゼン委員はともかく、マイルズ委員までもが750億GBPを主張していたというのが意外で、
さらにインフレレポートでは「将来的なインフレリスクは上下均衡している」としていたにも関わらず、追加購入決定に対する反対票がなかったと言う点もまた意外な結果ではありました。
ケーブルに関しましては、一気に雲上限の最終サポート付近まで下落している状況、遅行スパンも再び陰転しそうな雰囲気なので、現状の1.57割れが明確化するようなら一段下落の可能性もあるかもしれません。
それ以上にドル円の上昇について行けないというのが本音で、4hのモメンタムなんか見てしまうとなおさらではありますが、市場としては材料出尽くしといった感もあり、
週末のG20におけるユーロ圏向け支援協議に対する期待感も然程意識されていないのが実情、ESMに対する規模拡大の議論が3月1-2日のEUサミットで協議されることになっているようで、焦点としてはG20よりEUサミットになるのではないかと思われます。
足元のマクロにつきましては、先ほど発表された欧PMIが軒並み市場予想を下回っており、実体経済に対する注目度が再び高まりそうな雰囲気ですので、明日の独Ifoなどにも注目しておくべきかと思います。
昨晩は、米2年債入札が予想外の軟調な結果となったことで、米10年債利回りは前日比+6bpの2.06%まで上昇してきましたので、
今晩の5年債入札もまた低調な結果となれば、80円Mid抜けも無理な水準ではないかもしれません。
既にドル円は
高値圏でエントリーするリスクを考慮しても、然程リターンは大きくないかもしれませんが、クロスはそれなりにストレートが小幅な下落に留まっておりますので、ある程度の値幅は出ているのが実情、気付けばユーロ円は106円台なので、先日までの90円台後半が随分と昔の話のようにも思えますが、1ヶ月で10円近く回復しております。
この後は、米中古住宅販売の公表が予定されており、市場予想中心値は466万件、レンジ下限は460万件前後となりますので、さほどおおきなブレはないかと思われます。
今晩の5年債入札も、過去3ヶ月間の応札倍率がそれぞれ3.15倍、2.86倍、そして先月が3.17倍でしたので、まぁそれなりに堅調な需要を集めているところですが、まぁ昨日の2年債入札の一件がありますので、好応札をもってドル円が再び80円割れに至るとは思いませんが、さすがにこの状態ですと上方向に追従するのも困難なので、低調な応札であったとしても追従するのはかなりリスキーだと捉えておきたいと思います。
では、この後も頑張りましょう!
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