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アップル、大画面iPhone発表 ウオッチは健康管理機能を強化


[クパチーノ(米カリフォルニア州)12日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は12日、カリフォルニア州クパチーノの本社で開催した新製品発表イベントで、大画面を採用した新型「iPhone(アイフォーン)」と腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」の新製品を発表した。

ただ、「iPhoneX(テン)」を投入した昨年の発表会ほどの驚きはなく、アップルの株価は下落。1.2%安で取引を終えた。

新型iPhoneは6.5インチ(16.5センチ)画面を採用した「XSマックス」、5.8インチ(14.7センチ)の「XS」、6.1インチ(15.5センチ)の「XR」の3種類。

価格は「XSマックス」が1099ドルから、「XS」が999ドルから。廉価モデルのアルミ製「XR」は749ドルから。

調査会社ガートナーのアナリスト、アネット・ジマーマン氏は「アップルはついに大画面のアイフォーンを発表した」と述べ、これで、サムスン電子<005930.KS>の「ギャラクシーノート9」に対抗することができると指摘。「大画面は中国市場での状況を変えるのに非常に重要になる。アップルは中国市場でここ数年市場のシェアを奪われており、画面サイズに一部原因がある」と説明した。

ループ・ベンチャーズのアナリスト、ジーン・ムンスター氏の調査ノートによると、「XSマックス」の画面は、従来のiPhone機種の最も大きいサイズを26%上回っており、2014年以来の大幅な画面サイズ変更となった。

新製品3機種の価格もまた、昨年投入された機種を上回った。

一方アップルは、アイフォーンが同社の売上高の約6割を占めていることから、それ以外の製品の売上高を伸ばすことを模索。この日同時に、健康管理機能を強化したアップルウオッチの新製品「シリーズ4」を発表した。

画面サイズを既存機種より30%大きくしたほか、処理速度が2倍のチップを搭載。ユーザーの心電図を記録して不整脈を検知したり、ユーザーが転倒したことを察知して自動的に緊急通報用番号に電話する機能を備えた。高齢者による利用が見込まれる。

米食品医薬品局(FDA)は、新アップルウオッチ向けのアプリ開発でアップルに協力したと明らかにしたほか、健康管理用デジタル製品の開発を目指す企業に対する規制緩和に向け、一連の措置を講じてきたと説明した。

ウオッチのサイズは40ミリと44ミリ。価格は399ドルから。14日に注文を開始し、21日から出荷する。「シリーズ3」の価格は279ドルに引き下げられた。

米国心臓学会議の幹部は、「患者にとっては多くの可能性を秘めている」と評価。医師らは動悸や頻脈などの症状を持つ患者に日々対応しているため、持ち運び可能な監視・記録システムを求めていると述べた。

エバコアのヘルスケア技術担当アナリスト、ロス・ミューケン氏は、多くの企業が監視用の機器を開発していると指摘。アップルについては、「今回の新製品はウオッチを本格的な医療機器にするために同社が取り組みを加速してきたことを示している」と分析した。

*内容を追加しました。

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