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9/11から17年、トランプ米大統領が墜落跡地で演説


ドナルド・トランプ米大統領とファーストレディーのメラニア夫人は11日、17年前に起きた同時多発テロの追悼式典に出席するため、ペンシルバニア州の墜落現場に新しく造られた追悼施設を訪れた。

ハイジャック機が墜落した同州シャンクスビルでトランプ氏は、「アメリカの未来は敵がつむぐものではない。アメリカの未来はこの国の英雄たちがつむぐ」と、ハイジャック犯たちと戦って犠牲になった乗客たちをしのんだ。追悼式典は、ニューヨークの世界貿易センター跡地の施設でも行われた。

米同時多発テロは米国本土に対する外国からの攻撃として過去最大で、2996人が亡くなった。

シャンクスビルでの演説は、新たに建設された高さ28メートルの「Tower of Voices(人々の声の塔)」の足元で行われた。この場所に墜落して犠牲となった乗員乗客40人にちなみ、40個の風鈴が塔に設置されている。

「素晴らしい勇気」

2001年9月11日、ハイジャックされた民間航空機がニューヨークの世界貿易センターと、バージニア州アーリントンの米国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突した。

また、ユナイテッド航空93便はシャンクスビルに墜落。ハイジャック犯はワシントンの議会議事堂かホワイトハウスを狙っていたと考えられている。

操縦室の録音や乗客が機内から家族に電話した通話記録などから、乗客たちは墜落前、ハイジャック犯から飛行機を取り戻そうとコックピットへ乗り込んだとみられている。

演説でトランプ氏は、「この土地は今、米国の抵抗の記念碑になった。(中略)米国は決して暴虐に屈しない」と述べた。

「この記念塔が建っている限り、この記念碑が残る限り、勇敢な愛国者はアメリカの危機に際して立ち上がり、そしてまた反撃するだろう」

トランプ大統領は乗客たちの「素晴らしい勇気」を称え、その抵抗は「米国が反撃した瞬間だ」と述べた。

「勇敢な愛国者の一団がこの国の敵に立ち向かい、アメリカが誇る不滅の英雄たちの一員となった」

シャンクスビルの墜落跡地を訪れた現職の大統領は、トランプ氏で3人目となる。

ニューヨークの追悼式典にはアンドリュー・クオモ・ニューヨーク州知事、ニッキー・ヘイリー国連米国大使、ビル・デブラシオ・ニューヨーク市長が参加したほか、マイケル・ブルームバーグ前市長やルディ・ジュリアーニ元市長の姿も見られた。

遺族が犠牲者の名前を読み上げ、民間機が世界貿易センターの北棟と南棟に激突した午前8時46分と午前9時3分に、それぞれ黙とうが捧げられた。

テロ攻撃後にはマンハッタン島南部、特に早い段階で救助・捜索作業にあたり有毒がれきを掘り進んだ救急当局者の間で、がんの発症が増加した。

9/11犠牲者補償基金は、この事件を生き延びた人たちの医療費としてこれまでに40億ドル(約4500億円)を提供している。

世界貿易センター健康事業によると、生存者のうち1万人近くが何らかのがんを発症している。さらに、攻撃後に現場の煙を吸い込んだ数万人の間で、腫瘍が発見されて医療給付を申請する患者の数が近年増えているという。

(英語記事 US marks 17th anniversary of 9/11 attacks

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