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ナオミとセリーナが示したもの

テニスの全米オープン。
大坂なおみ選手の勝利に心からお祝いを申し上げたい。
大坂選手は日本人じゃない、という人は、自分を恥じるべきだ。
血縁主義を取る日本において、彼女は日本人である。
(今後国籍選択を迫られる。私は重国籍は容認すべきであると常日頃から主張している)

ただ、それがどうした、である。
多文化の背景を持つ彼女は、ひとつの国に留まらず、人生を謳歌する自由を持つ。

素晴らしいことだ。それを応援したいと思う。

突然「我慢」は日本の文化等言う人にもため息が出る。
少なくともそれを教えたコーチと父はいずれもドイツ人でありハイチ出身のアメリカ人。良きものは全て日本に起因するものとするには無理がありすぎる。

さて、報道もされているが、セリーナ・ウイリアムズの荒れぶりは尋常ではなかった。

ペナルティは「女性差別」。
今まで男性プレイヤーが同様の抗議をしてきたが、見過ごされて来たのに、今回だけ厳しくするのはそこに性差別があるから。男性と女性でジャッヂが違うのはダブルスタンダードである、というのがセリーナの主張であろう。

となると、テニス界では女性選手のみに対してこうしたペナルティが行なわれている現状があるのだろうか?

今回セリーナがそう感じたのであれば、当事者でなければわからない何らかがあったのかもしれない。

ただ、男性が見過ごされているからと言って、ルールを破っていい、彼らもやっているから大丈夫。どうせ何も起こらないと違反を続けているのはどうかなとも思う。

もしその違反が取るに足らないものならば、ルール改正を尾止めるべきである。
もしかすると、セリーナが以前からこうしたことに対しての抗議や啓発活動を行なっているので、そうであれば、なおのこと自分でやってはいけないと思う。

確かなのは、今後、同様の抗議を行なった時の判断として、今回の処分が基準になるだろうということだ。
男性選手にも、女性選手にも。

そういう意味では今後に影響を与える転換点になる試合だったのだと思う。

そして、大坂選手の登場により、パワーテニスから新しいフェーズに入ってことをセリーナが誰よりも認識しただろうことも想像に難くない。

今後のふたりの対決も楽しみである。

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