遅くなったのですが、欧州アップデートをさっと書きます。(重要かなと思うので)昨日からの欧州の主要な動きを書いてみます。
·15日のユーロ圏財務相会合は中止になりました。
理由:ギリシャに求めていた条件が整っていないため
-ギリシャ政治指導者から政策支持の確約を書面で得られていないこと
·ショイブレ独財務相は、万策がつき、ギリシャがデフォルトしても、現在の欧州には2年前に比べば備えがあると言っています。
デフォルトしないに越したことはないけど、万が一、そんなことになっても、安全弁があるから、大丈夫ということです。
多分、ドイツ国内の銀行の詳細な資産査定などを行っており、思いのほか、南欧のエクスポージャーが低下しているのだと思います。
·2次支援の額は当初1300億ユーロでしたが、ギリシャから150億ユーロの上乗せを求められているものの、メルケル首相や他のEU首脳も1300億ユーロから変更するつもりはないと発言しています。
これでは、ギリシャ、お金足りませんね。前回の10月の見込みがあまかったのでしょうが、ギリシャ経済も相当悪いということです。
·ギリシャの与党2党の党首が財政緊縮策の実行を約束する書面をトロイカに提出しました。
ギリシャも必死ですが、4月の総選挙後にどうなるか、誰もわかりません。
こういう状況の結果、第2次支援は20日の財務相会合に持ち越しです。しかし、ロイターは、ユーロ圏は第2次支援をギリシャの総選挙まで遅らせる可能性があると報じています。ありそうな話ですね。
すでに、ニュースフローを見ていますと、ギリシャを突き放す方向に進んでいるかのように思います。そうです。デフォルト・シナリオを描き始めています。
なぜ、こうなるのか。
一言で言えば、南北問題なのですが、ドイツを中心とする国々とギリシャの認識の差なのでしょう。これは埋まらない。ギリシャ国内では、ドイツは、「いじめっこ」ですからね。
そんなこんなで、総選挙明けまで支援を延期なんてことも現実味があります。
こういう状況ですから、独仏の10年債のスプレッドは拡大しています。また、銀行のCDSも先週をボトムに再度上昇中です。
微妙に悪い方向へ反応しています。
ユーロですが、ギリシャがデフォルトとなると混乱から売られるかもしれませんが、ユーロからがん細胞が除去されるわけで、ユーロにとってはプラスになると思います。
株式市場は、ECBが更なる金融緩和をしない限り、厳しいかもしれません。
今日は、この辺で失礼します。
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