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5月のテーマは「1万円から始める株式投資」 森永さんは常々、「恐慌のあとにはチャンスが来る、その時に備えて小額で投資の練習をしておきなさい」と言っています。 でも、投資と言われてもどうしていいかわ...
「この世の終わり」は永遠のテーマ。待つわけではないが、終末の日が来ると信じ準備をしている「プリッパー」と呼ばれる人々が、最近増えている。あるケーブルTV局は、その「プリッパー」の姿をシリーズで放映している。
このシリーズを放送しているのは、自然・歴史番組を手がけている「ナショナル・ジオグラフィック」TV局。昨年から始まったシリーズ「Doomsday Preppers(地球最後の日プリッパー)に、2月から新しいエピソードが加わった。
ここでいうプリッパーは、キリストの再臨を待ち天に昇るのを待っている人々ではない。その日が来ても十分に生き延びれるように「prep(準備)」しようという人だ。数年間の食糧、ガスマスク、小戦争まで起こせそうな程の銃弾などを保有しその日に備える。
「ナショナル・ジオグラフィック」TV局は、放映と平行して視聴者にネット調査を行った。その結果、約61%が米国は次の20年以内に壊滅的な出来事に見舞われると思うと回答している。しかし、その内十分に準備していると回答したのは15%。
番組はプリッパーの準備のさまを紹介するだけでなく、準備方法は意味があるのか、効率的か、安全かどうかなど、専門家による分析・アドバイスも付け加えている。
アリゾナ州に住む男性は、車庫を「終末の日」プリップ所に改造。車庫中にあるトレイラーには、凍結乾燥食や缶詰肉、汚染水の浄化装置、応急処置用品、銃、銃弾などが積まれている。また、2人の息子を毎週車で30分ほど離れた砂漠に連れて行き、射撃の練習をさせている。さらに、砂漠に運送用コンテナで地下シェルターを作る計画も立てている。
その男性は、キリスト教徒の友人は天に昇るから問題ないと言うが、彼は家族や隣人と共に地上で生き延びたいと話す。これらの準備にかける時間や費用は、火災・自動車保険のように、「終末の日」保険のようなものと言う。
一方、テキサス州に住む夫婦が恐れるのは、地球の磁極反転。地球規模の大惨事が発生すると信じている。スチール製の運送用コンテナには22人用15年間の食糧を保有する。敷地には風車、太陽光発電パネルもある。スクールバスをいざという時の逃亡用車へと変えた。
これらのプリッパーは重装備だが、同番組では経済危機・インフレを恐れ、食糧保存に走るごく普通のプリッパーも紹介している。プリッパーたちの間では、豆・米・凍結乾燥食など1年分の食糧を蓄えるのは一般的だという。
プリッパー向けに、凍結乾燥食を大量販売をしているネット食品会社もある。ちなみに240食で450ドル(約36000円)、4320食では特別価格6495ドル(約52万円)で販売されている。これらの食料は25年間保存がきくという。
万が一に備えて食糧を蓄えておくというのは、昔から行われてきたこと。私の住む地域には多くのモルモン教徒がいるが、彼らは1年分の食糧・当座困らないお金を蓄えているという。
しかし、準備にこしたことはないだろうが、大量の銃弾やガスマスク保有、多くの時間をその準備に費やすとなれば、終末論偏執症とも言えなくはない。番組への反響はどうだろうか。「どのようにサバイバルするのかを学んだ」「これらの人々はパラノイア(偏執症)だ」と、意見は大きく2つに分かれるようだが、430万人が視聴、番組後5000人がツイートするなど、その反響は大きい。
昨年カルフォルニア州で福音派ラジオ局「ファミリー・ラジオ」を運営するハロルド・キャンピング氏は、5月21日を「最後の審判の日」と予言し外れた。今年はマヤ文明暦で12月21日に一つの区切りを示しているため、2012年人類滅亡説を唱える人々もいる。
不安をかき立てる材料が瞬時にネットで飛ぶ時代。自然災害への恐れ、金融危機、経済の不透明さなどが加わり、「この世の終わり」への恐怖は膨れ上がっているようだ。
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在米ジャーナリスト。草の根ニュースをキャッチ。





