立春は過ぎたものの未だ寒い日々が続く。今年には選挙があるものと想定してあいさつ回りや街頭演説などに熱がこもる。ありがたいことに多くの方々から「こんどこそは頑張れよ!」とご激励をいただける。ぜひこんどこそはなんとしてもご期待に応えたい。頑張ります!
さて消費税増税一本槍の野田政権は支持率が大絶賛下落中、かといって谷垣自民党も残念ながら伸びる気配はない。そんな中でいまもっとも注目を集めているのが同じ「はしもと」でも漢字が違う橋下徹・大阪市長率いる「大阪維新の会」だろう。大阪府知事時代からさまざまな改革を打ち出し続けることで、今の政治にうんざりした人々の気持ちをすっかり掴んでいる。府庁舎移転問題など実はうまくいっていない改革もあったりするのだが、テンポよく次々にいろいろ言い出すものだからそんなことはお構いなし。ついには国政進出に備え政治塾を開講し塾生を募集したところ3,000人以上の応募があったとか。寄せられる期待はとても高い(もっとも民主党の現職国会議員も応募してたってのはどうかと思うが)。
ただちょっと待ってほしい。国政政党としてみると維新の会にも弱点はある。あまりにも橋下市長個人の能力に頼りすぎており、長期間持続可能なものと思えない。万一、彼が病気にでもなったらどうなるのだろう?大阪維新の会は「大阪都構想を目指す」が、それは大阪府内でやればよく、たとえば岡山県における選挙の争点にはなじみにくい。政治塾応募の作文テーマは「大都市制度のあり方について」だが、国政政党としてはきちんと地方部のあり方まで示す責任があるだろう。そして地方部まで含めた道州制をテーマとするのならば、昔取った杵柄ではあるが、一応僕も自民党道州制調査会の事務局だった身だ。いくらでも議論の相手はしてさしあげる。「船中八策」を模した政策を構想中で個人的には内容が楽しみだったりもするのだが、くれぐれも民主党マニフェストのよう裏付けのないものにはならないように願いたい。
個人的には、維新の会は衆議院選で全国に候補を立てれば、特に大阪を始め都市部では一定の議席を獲得できるだろうとは思う。ただ、その後単独で国政を動かすのは無理だ。「大阪維新」だけで外交や安全保障政策を打たれてはたまらない。どこかの既存政党と連立して政権を組み、その中で道州制を含む地方制度改革を行うというのが妥当なシナリオではないか。もしかしたら次の衆院選で岡山県第四選挙区にも維新の会の候補者が出るかもしれず、その時は戦わなければなるまい。それでも、その後にはパートナーになれるとよいなとは思う。彼らの改革への志とエネルギー、そして「地方から国を変える」という意欲は見習うべきだと思うから。
明治維新だって、蛤御門の変で戦火を交えた薩摩藩と長州藩が一転して同盟を結んだところから現実化したのだ。そんなことが思い出される。まあまずはその前に討死しないようにしなければならないが。
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