先回の記事からすでに1カ月余り。すでに正月も旧正月も過ぎて、「あけましておめでとう」ともいえない時期になってしまいました。プライベートの方も、無事片付いてきており、今後は徐々に記事を増やしていこうかと思っています。
さて。もう2012年も2月半ばとなってしまいましたが、今年の中国の展望を。
私自身は、今年中国の最大の「カギ」は経済だと思っています。昨年後半以降、中国のGDPの伸びが鈍化したことは皆さんご存知ではないでしょうか。今年以降も、中国の経済は衰退の一途をたどるのは避けられないでしょう。今後は政府が如何にして中国経済のソフトランディングを実現させることができるかが、大きな注目点となってきます。
これまで中国政府は中国国内の経済発展を通じて、国民のナショナリズムを維持し、政府に対する不満を封じ込めてきました。国民も「政府批判するぐらいなら経済活動を」の考えだったに違いありません。しかし経済にかげりが見え始めた一昨年年末から昨年、そして今年にかけて、中国の一般市民が政府に対して声を上げるケースが増えてきたように感じられます。
これは、国内の経済状況が上手くいかなくなったことに対する政府への不満が、13億の国民のなかにたまりつつあることを示していると言えます。政府は経済のてこ入れ政策を進めていますが、いずれ袋小路に至ることは確実です。そしてこのまま経済が立ち行かなくなった場合、どうなるか。
中国政府が不満の捌け口を力で封じ込めたり、他のものにナショナリズムを求め、不満解消に努めるのが自然の流れとなるでしょう。そしてナショナリズムを尖閣諸島や南シナ海を初めとした領土問題に求める可能性は十分考えられると思います。中国政府が経済不振のはけ口を日本に向けてきたら・・・日中関係が後退して中国人の対日感情が悪化し、7、8年前に上海で発生したような感情的な抗議デモが起こるかもしれません。
そうならないよう、私たちは中国の経済状況について注視する必要があります。中国経済の後退は私たち日本にとってなんらメリットのないことであることをしっかり認識すべきです。
そのほかに・・・習近平副主席が今年のキーパーソンになることは間違いないでしょう。今年10月に実現する指導者の交代で、習近平副主席は名実共に中国の最高指導者となります。彼の対日姿勢がどのようなものであるのか、外交手腕はどうなのか。私たちは見極める必要があります。今日から訪米することになっていますが、「お手並み拝見」といったところでしょう。
まぁ金正恩よりは聡明そうですから、暴走するなんてことは多分ないとは思いますが。
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