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大塚家具の凋落 やっぱり先代社長はいらないという結論は正しかった

大塚家具では、親子紛争を経て経営の実権を握った二代目大塚久美子社長でしたが、その後の経営状態は悪化の一途をたどり、今や身売り話になっています。
 そのような状況に対して先代の大塚勝久氏が言いたい放題です。

大塚家具が経営難 父「なぜ話さなかった」」(日テレNEWS2018年8月6日)
「現『匠大塚』会長 大塚勝久氏「(報道を見て)非常に残念だったし、寂しいですよ。なぜ私に話しなかったのって。寝ずに働いてつくった会社ですから。どこにもまねできない会社をつくろうと思って。まさか3年半でこうなっているとは思いませんでした」」

 二代目久美子社長をなじる声も多いようにも思いますが、私は、家具業界として来るべき時代が来たというだけで、久美子社長が原因とは思えません。ましてや先代のやり方など、時代錯誤そのものです。
「大塚家具は創業者である大塚勝久が取り入れた、広告宣伝費の大量投入と「入店時に顧客ファイルを作成し(=会員制の導入)、店員が顧客について回る」という積極的な接客により「結婚後のまとめ買い」需要を取り込むことで成長。」(ウィキペディアより)

大塚家具を正念場に導いた久美子社長の"典型的失敗"二代目社長ぶり」(ブロゴスより)

 このようなやり方は家具だけでなく、高額商品を顧客に次々に買わせる手法として定番でした。宝石や着物(呉服)などが定番商品で、必要のないものを次々に買わせ、その際、クレジットローンが大きな威力を発揮しました。

 先代のやり方そのものが破綻していくことは必至であり、この路線と決別しようとした久美子社長の決断自体は正しかったと言えます。

 そもそも高級家具(というよりは「高額家具」と言った方が良いのだろうか)が売れなくなるのは時代の流れであり、先代のやり方が早晩、破綻すること自体は目に見えていたというべきものです。

大塚家具のあり方について参考になります。
大塚家具もパイオニアも、ビジネスモデルが今の時代に合わなくなっただけの話」(ブロゴスより)

 ただ、路線転換が十分なものだったかどうかは問われるところではあります。
 上記永江一石氏のように体力があるうちに大きく投資すべきだったという見解ですが、そういった路線が現実にあったのかどうかということでもあります。
 斜陽傾向が顕著になったとき、経営者がどのような決断を迫られるのか、重たい決断なんだろうと思いました。

大塚家具の株主総会 親子間の争いは喧嘩両成敗?

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