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「高プロ」成立に電通過労死の遺族が涙「過労死防止と矛盾する」

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働き方改革法成立を伝える新聞各紙。(撮影/編集部)

年収が一定以上の一部専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を盛り込んだ働き方改革関連法が、与党などの賛成多数で成立した。政府は「柔軟な働き方が可能になる」と説明する。しかし、高プロは「1日8時間、週40時間」労働を定める労働者保護法制の大原則を根底から揺るがす制度だ。今後、対象職種が次々広がる懸念もぬぐえない。

6月29日午前、国会で参院本会議を傍聴して同法の成立を見届けた高橋幸美さん(55歳)は、無念の涙を流していた。電通社員で過労自殺をした高橋まつりさん(当時24歳)の母だ。この後、記者会見に臨んだ幸美さんは「高プロは過労死防止と矛盾する。絶対に納得できない」と語気を強めた。

ホワイトカラーは労働時間と成果が必ずしも比例せず、生産性の低い社員の残業代を削りたい――。こうした経済界の意向を受け、高プロは制度化された。加藤勝信厚生労働相は「労働時間でなく、成果で評価を受けたい人は多い」と胸を張る。だが、対象者はどれほど残業や休日出勤をしても、「残業代ゼロ」で「働かされ放題」となる可能性は否めない。

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