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猪瀬直樹と蜷川有紀の結婚は「高齢化社会」にいい影響を与える


「幸せですか?」という質問に、「うん、もちろん!」と、即座に答えた猪瀬直樹。さらに続けて「幸せを感じるとき? 朝起きたときかな。彼女がテニスの練習から帰って来て、遮光カーテンを開けて、松任谷由実の『春よ来い』を歌っている。これが恋する日常なのかなと思う」と語ったのだ。

 額から汗を流しながらも、作家らしく情景が目に浮かぶようなラブラブぶりを婚約会見で語ったのは、元東京都知事で作家の猪瀬直樹。

  お隣は、婚約者の女優で画家の蜷川有紀。そう、名字から想像できるように、演出家・蜷川幸雄の姪にあたる。
  

 「71歳と57歳、合わせて128歳。2人の熟年婚は、勇気づけられる方が多いと思いますが」と尋ねると、猪瀬は「足す必要はない」と苦笑しながらも「希望を持ってください、というメッセージはある。全然大丈夫!」と、中高年に呼び掛けた。

 猪瀬と蜷川の婚約会見は5月に行われたが、2人の共著『ここから始まる  人生100年時代の男と女』の発売に合わせ、婚約パーティーも一緒に行われた。

 パーティー会場は、蜷川の個展が行われている会場の隣とあって、招待客は、個展を見た後にパーティーに参加というスタイル。一石二鳥、いや三鳥の、考えられたスタイルになっていた。

 パーティーで司会を務めたテリー伊藤が「徳州会から5000万円もらって、国会でカバンの中に入れようと思って汗だくになっていたあのとき、『猪瀬は終わった』と思っていたんですが、終わっていませんでした」と、親友でなければ言えない言葉で祝福。

 確かに、猪瀬は終わるどころか、生き返ったようだ。

 2人は「ゆき坊」「直樹先生」と呼びあい、互いの写真を毎日撮り続け、たまに怒った蜷川が膨れっ面をすると、その脹らませた頬を猪瀬が親指と人差し指でそっとつぶし、そこでケンカが終了するという。

 再現してもらうと、躊躇なく、猪瀬の手が蜷川の頬に伸びる。質問しているほうが気恥ずかしくなるほどだが、猪瀬のこの柔らかく優しい笑顔は、都知事時代の気難しい顔より、はるかに高齢化社会にいい影響を与えるのではないか。

 猪瀬は「僕は5年前に最愛の妻を亡くした。それから3年後、誕生日と血液型が亡き妻と同じとは知らずに素敵な女性と出会った。人生には終わりだけでなく、どこかにいつでも始まりが用意されているのではないかと思う」と力説。

  蜷川にはこんなエピソードも。

「だって、お会いして30分もしないうちに『一緒に住んでもいいけど』って、猪瀬から言われたの」

 それに対し猪瀬は、「まず自分が決めることが大事。相手の気持ちだとか、相手に決めてくださいみたいなのはダメ。迷わせちゃダメ。今の草食系の人に足りないのは、そういう決断力」と話していた。

  さすが、政治家を志す人は結婚も迷わず、迷わせないのだ。(取材・文/芸能レポーター川内天子)

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