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石原裕次郎のファンだった?麻原彰晃のエピソード

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共同通信社

死刑執行を受けマスコミは自らの報道姿勢を検証すべき

オウム真理教の教祖だった麻原彰晃元死刑囚以下6人の死刑執行は、その人数の多さもあって賛否両論の論争が巻き起こった。 もっとも、「死刑」が確定されている以上は、その執行については法的な問題はない。だが、テレビをはじめとするメディアの報じ方にはいささか疑問が残った。

特に目立ったのは、今回の死刑執行についての時期や7人と言う人数などについては疑問を呈する意見だった。それだけではない。オウム真理教について、この犯罪について「検証が不十分だったのではないか」とも訴えていた。それはそれで当然の意見だろう。確かに、オウム真理教、麻原彰晃、幹部…その検証も重要だろうが、それを言うなら、まずメディアも事件の取り組みに対しての検証が必要だろう。

だいたい、オウム真理教に関しては、事件当時、誰もが「怪しい」「危ない」「如何わしい」と思っていたはずだ。ところが、そういった疑問を感じながらもバラエティー番組に出したり、対談させたりで面白おかしく扱っていたことは今更ながら感じる。

そのうち、事件が起こると、今度は南青山7丁目にあった教団の東京総本部には連日、マスコミが押し寄せ24時間態勢で張り込み、外報部長で緊急対策本部長なんて役職がついていた上祐史浩氏(現ひかりの輪代表)は記者会見も開いていた。いま、思えば、そんなことでも教団を有頂天にさせ、犯罪を助長させるキッカケになっていたことも確かだだろう。そういった中、幹部だった村井秀夫がメディアの目の前で刺殺されると言う衝撃的な事件まで起こった。

とにかく、世の中全体が正常な判断を失っていたように思う。

過去の失態を検証しないTBSは無責任

そういったことをメディアに限って言うなら、最も問題視されただろう出来事はTBSのビデオ問題だったように思う。

1989年10月26日。TBSのワイドショーが、オウム真理教の被害者支援活動を行なっていた坂本堤弁護士のインタビュー映像を、教団幹部からの要求に屈して放送前に見せてしまったことだった。その結果、同年11月4日に坂本弁護士はオウム真理教によって殺害されてしまった。まさにメディアが起こした前代未聞とも言うべき殺人事件だったといっても過言ではない。

だが、TBSは、そういった事実を否定し続けていた。それが一転、見せたことを認めたのは1996年になってからだった。報道機関としての責任の放棄に、当時、「NEWS23」のキャスターを務めていた筑紫哲也氏(故人)は、その放送の中で「TBSは死んだに等しい」と言い切った。

だが、今回の死刑執行の報道の際は、そういった自局の失態や責任ついては一切、触れることもなく、反省や検証すらしていなかった。このことはメディアとして実に不誠実であり、無責任としか言いようがない。死刑執行に際してTBSは日曜日の「報道特集」で、教団の特集をしていたが、ここはまず自らの報道姿勢を検証すべきだったろう。

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